ジェイソン流お金の増やし方　～これだけやれば貯まる！～

どんな本か下記概略となります。

お笑い芸人で有名な厚切りジェイソンさんが書かれた本です。

厚切りジェイソンさんは、お笑いのほかに多数の会社経営や投資により働かなくても生活が成り立つFIREの達成者です。(FIREとはFinancial Independence, Retire Earlyの略称で、日本語にすると【経済的自立による早期リタイヤ】であり、自身が働かなくても投資等による不労所得で生活が出来る状態を言います。)

そんな成功者の実体験が書かれているので、本書の真似をするだけでお金を増やすことが出来ます。
それではどんな内容かご紹介します。

FIREを達成している

1.【13年間】における長期投資

まず、大前提として厚切りジェイソンさんはFIREを達成しています。FIREになるための前提として長期投資が絶対に欠かせない存在であり、ご本人も約13年間の長期投資を実施しています。

そんな長期投資において必ず通る道があります。それは株価が上昇することもあれば下降することもあるということです。短期目線ではなく、長期で見たら必ず株価が上昇するという自信を持ってこそなせる投資方法です。

大半の人が続けられない中、地道にコツコツと継続している厚切りジェイソンさんだからこそ成功しているのです。

2.福利効果およびパッシブ運用(インデックス投資)を活用

上記で説明しました長期投資には大きなメリットがあります。
それは、長期投資によって福利効果が得られることです。

複利とは、運用で得た利益を元本にプラスして再投資し、その合計金額をもとに利益を得る方法です。 複利では利益が利益を生むため、運用期間が長くなるほど発生する利益の金額が大きくなります。

これを「複利効果」と呼び、効率よく利益を得るための方法として知られています。福利の効果を得ることで、よりFIRE達成への道が近づきます。

また、パッシブ運用(インデックス投資)を活用しています。パッシブ運用とは、投資信託などの運用手法による分類のひとつで、運用目標とされるベンチマーク（日経平均株価やTOPIXなどの指標）に連動する運用成果を目指す運用手法のことをいいます。

簡単に言うとその国を引っ張っている代表的な企業を複数社集めたお弁当パックを購入するイメージです。 一方、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法のことを「アクティブ運用」といいます。こちらの運用に関しては推奨しておりません。

3.大切な3つの手順

FIRE達成に向けることや、日々の生活でお金に困らないためにも必要なことがあります。
それは、支出を減らし、生活費の3か月分以外の有り金は全額投資し、あとはひたすら待つことです。

・支出を減らす行動
厚切りジェイソンさんは支出を減らすために沢山の対策をしています。中古品で済ませることが出来るものは中古を使用したり、友人や知り合いで子ども服が不要になった人からを譲り受けたり、買い物は余計なものを買わないためにもまとめ買いしたりと支出を極力減らしています。

上記における内容は、誰にでも真似することができる内容です。支出を減らすことで手元に多くお金が残り、それを投資資金として運用するのです。

・生活費の３か月分以外の有り金は全額投資
正直これは家庭環境によって異なりますが、一般的には急にお金が必要な場面が発生したとしても、生活費3か月分を常備しておけば大抵の問題は解決します。

逆に余剰資金が多く場合は投資の利益を得る機会損失に繋がり、生活費のすべてを投資における行動はギャンブルとなりますので投資ではなく投機です。

投資はあくまで自分自身の余剰資金で行うことが大切です。

・投資をしたらひたすら待つ
投資において長期での運用が大切と言いました。それは短期では値段が上げ下げしますが、長期投資の場合は過去百年以上のデータによりますと損する可能性は限りなく低いです。

約15年間世界経済へ投資した際は、大方年利5～7％となっています。短期の売買を繰り返していると福利の効果を得られないどころか損をする可能性があります。

株価は誰にも予測はできませんので、ひたすら地道にコツコツ投資を継続することが大切です。

投資先・投資方法

1.米国株【VTI】

それでは気になる投資先ですが、厚切りジェイソンさんは【VTI】一本でOKという結論を出しています。

【VTI】とは簡単に言うと、アメリカの小型株から大型株のほとんどを購入すること、いわばアメリカ全土に投資するようなものです。対比として【VOO】と呼ばれるものがあり、こちらはアメリカ企業の代表約500社に投資するものです。

このどちらもETFと呼ばれるもので、投資信託と同様にお弁当の詰め合わせパックを購入するイメージでやっていることはほぼ同じですが、大きな違いはリアルタイムでの取引が出来るか出来ないかの違いと、分配金を再投資するか手元に残して使うか選べることです。

厚切りジェイソンさんは、アメリカ全体に分散投資してリスク配分をすることと、アメリカはこれからも成長し続けるという自信をもってこれ一本に投資しています。

2.ネット証券【毎月定額】

投資方法に関しては何度も述べていますが、長期投資をコツコツ継続することです。

株や投資信託を購入するには「証券口座」というものが必要になりますが、今の時代スマホ一つで口座の開設が完了し、スマホ一台で株の売買ができるので、証券口座を開設していない方はまずは口座を開設しましょう。そして長期投資を続けるには先取り貯金(投資)が大切です。

余ったお金で投資しようとするとなかなかお金は貯まりません。当ブログで紹介した【バビロン大富豪の教え】でも全く同じことを言っています。

そして、「毎月この日にちでいくら投資する」という自動化設定も証券口座上にて設定出来るのです。上手に活用して先取り投資を自動化しましょう。

やらないこと

1.暗号資産

これからは厚切りジェイソンさんがやらないことを紹介します。

まず、今話題の暗号資産を厚切りジェイソンさんは否定的です。その理由として、現状は市場が過熱しすぎていることで大暴落が起きることと、2017年から世の中に進出し始めたことで歴史が浅いことによる再現性が無いこと。

これらの理由を主にやらないこととしています。大暴落が起きた際に購入することで大きな利益を出せる可能性や、ETFのようにコツコツ積み立てることで大きな結果を得ることが出来そうですが、現状は株式投資よりもハイリスクハイリターンです。

2.コモディティ

聞きなれない言葉ですが、コモディティとは一般に、商品のことを指す言葉です。

商品先物市場で取引されている原油やガソリンなどのエネルギー、金やプラチナなどの貴金属、トウモロコシや大豆などの穀物といったようなコモディティ（商品）に投資することをいいます。

しかし、厚切りジェイソンさんはコモディティは成長性が低いと述べています。過去の代表的な投資の種別別データでは、株式、債券、金、不動産等を比較すると圧倒的に株式が成長しています。

有名なデータで、NY株価は1900年代から2000年代にかけて約200倍の上昇しています。これほど株式には大きな可能性が秘められています。

3.不動産

不動産投資も立派な投資方法ですが、厚切りジェイソンさんは手間や流動性のことからやらないことにしています。

不動産投資は住む人が減ることで収入が減ったりすること、売りたいときにすぐに売れないこと、入居や退去の際に何かしらの手続きをすることが大変で、結局は株式投資が一番だという結論に至りました。

買いたいときにいつでも買え、売りたいときにいつでも売れる。まさしく【ETF】がそれに該当します。

まとめ

厚切りジェイソンさん流のお金を増やす方法を教えてくれる内容でした。
FIREを達成済みの方が書かれた内容なので、有効に活用することで人生の満足度も向上します。
これまで学んだことを実行すれば、あなたも成功者の仲間入りです。

本書を読むことで人生の満足度が確実にアップし、自分の進む方向が見えてきます。
もしも今、下記のように思っている人はぜひ本書を手に取って実行してみてください。

・投資が流行しているが、何に投資すればよいかわからない。
・お金に困らない生活をしたい。
・ありきたりなアドバイスではなく、投資先をはっきりと示してほしい。

以上、【ジェイソン流お金の増やし方　～これだけやれば貯まる！～】の紹介とMASAMIなりの一部要約でした。
本書はお金を増やすうえで確信をついており、誰にでもおすすめ出来る内容です。
厚切りジェイソンさんご本人の実体験となりますので、真似して幸せな人生を歩み成功者の仲間入りをしましょう。

それでは、またの記事でお会いしましょう。