お金が貯まる人は ~なぜ部屋がきれいなのか~

どんな本か下記概略となります。

  • 投資以前のお金の習慣を学べる
  • 部屋のきれいさとお金の関係性を学べる
  • 誰にでも可能な無理のないお金の貯め方を学べる

本書はお金が貯まる人は、部屋がきれいな理由について書かれています。

本書はファイナンシャルプランナーである【黒田尚子】さんが書かれた本であり、一言でいうとお金が貯まる習慣を教えてくれる本となります。

これを学ぶことでお金に困らない日々を過ごせるようになります。成功者はどのような生活習慣を送っているか学べる本ですので、ぜひご参照ください。

目次

お金の貯まる行動と貯まらない行動

1.部屋が汚い人はお金が貯まりにくい

著者によると、【お金を貯めている人は部屋が片付いている】と言います。

部屋の綺麗さと貯金が出来るかどうかに、因果関係があるように思えないという人も必ずいるかと思いますが、部屋が綺麗な人とそうでない人の違いは、【身の回りのことをきちんと把握できているか、どうか】ということになります。

部屋がきれいな人は、普段から整理整頓ができているので、部屋のどこに何があるかということを、しっかり把握しています。

そういう人は、自分の家の家計状況をきちんと把握できている人が多いのです。

対して、部屋が散らかっている人は片付けの習慣がないので、どこに何があるかを把握できていない人が多く、身の回りにことに無頓着なので部屋が散らかってしまいます。

この無頓着さは家計状況にも影響し、実際に著者がそのような人たちの家計状況を確認すると、本人が気づいていない無駄な出費が多い傾向にあります。

そしてきちんと貯蓄をするためには支出の管理が必要であり、そのために自分が欲しいモノが【単に欲しいモノ】なのか【本当に必要なモノ】なのかを見極めることが大切です。

そうすることで無駄な出費が減りますし、モノも必要以上に増えないため、どこに何があるかを把握しやすくなります。

この二つの見極めは整理整頓をする際にも必要になり、モノが捨てられないということは自分にとって、【本当に必要なモノ】が何かを判断出来ていないこそ起こりやすいのです。

MASAMI

片付けが出来ないことと、貯金が出来ないことの根本の理由は同じことになります。
部屋は普段から整理整頓を心がけ、不要なモノは買わず、余計なモノを捨てることでお金も物も管理しやすくなるのです。

2.モノを増やさない

お金を貯めたいのであれば、身の回りの片付け、整理整頓を習慣づけることが大切と知りました。

しかし整理整頓の習慣が今までなかった人が、急に言われてもどのように対応すれば良いかわからないと思います。

それは、【モノを増やさない】ことや【必要なモノの量や数を決める】とうい二つを意識しておくことです。

モノを増やさないというのは、一概に新しいものを買わないということだけではなく、例え無料だとしても【不要なモノはもらわない】ように意識することです。

安いものに目がないタイプの人は、バーゲンセールや100円ショップで意図せず買い過ぎてしまう傾向があるので、あらかじめ必要なモノをリストアップし、他のものは買わないようしましょう。

モノが増えてしまう人の多くは、「ついつい」という流れで買い物をしており、これを辞めるためには最初から余計なモノを見ない、置いてあるところに近寄らないと決めた方が良いです。

同時に【必要なモノの量や数を決める】ことも大切であり、これが出来ない人はスーパーの袋や普段着用する洋服、プライベートで履く靴や雨傘などを必要以上に持っています。

このように、必要なモノの量や数を決めておかないと、いくらでもモノを買ってしまう習慣がついて、「なぜかわからないがお金が無い・・・」ということになります。

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人がモノを集める心理は、大昔からの習慣が影響しているとも言います。
しかし、現代はモノで溢れている世の中であり、それでも利益を出そうとしている売り手側は、言葉巧みにモノを買わせようとしています。
不要なモノを買わないように意識して、お金の余裕を持ちましょう。

3.冷蔵庫の無駄=食費の無駄

冷蔵庫の中が汚い家は、確実に食費の無駄が多いと言います。

そもそも食材は使い切れる分だけ買うことが基本ですが、冷蔵庫の中がごちゃごちゃで何があるか把握していない人は、無計画に大量買いをしていることがあります。

食材が無いと思っていたらまだ残っていたり、安さにつられて大量に買ったが食べきれなかったということが頻繁に起きています。

つまり、冷蔵庫の中が汚く食材のロスが多いということは、【食費の無駄が多い】ということです。

逆に冷蔵庫の中を片付けて、食材のロスを減らせば、その分の食費が貯金できるようになります。

冷蔵庫を綺麗に保つ方法として、具体的にはそれぞれの食材の置き場を決めることが大切です。

メインで購入しやすい、卵、肉、野菜、などの置く場所を決めておくことで、一目でその食材の在庫が分かるので、減ってきたら購入することで無駄に買うことをなくすことができます。

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食材は日々生活していると、小さな金額かもしれませんが、年間を通すと大きな金額となります。
必要なモノを買わないのではなく、無駄を極限に少なくすることでお金にも余裕ができ、日々の生活満足度が上昇するでしょう。

4.ちり積も消費を減らす

世の中には、冷蔵庫の中に必要以上の保冷剤があったり、必要以上にビニール傘を所持している人がいます。

お金が貯まらない人というのは、そういうちょっとした消費である【プチ消費】を頻繁に繰り返す傾向があります。

コンビニによったり自販機でジュースを買うなど、1回の出費は少ないかもしれませんが、【チリも積もれば山となる】というように、気が付くと結構な金額を出費していることになります。

そしてこの消費を辞める方法が2つあります。

1つ目は、【誘惑の元を断ち切る】ことであり、プチ消費の原因となるコンビニや自動販売機に近寄らないということです。

2つ目は、それでもコンビニや自動販売機を使用せざるを得ない場合において、【お金のリミットを決めて計画的に利用する】ことであり、家計と相談して消費の上限を決めておきます。

例えば、コンビニであれば週に1回の利用はOK、自動販売機は2週間に1回の利用ならOKという形で自分ルールを決めます。

そうすることで、無意識に消費しているお金を減らすことができ、その分お金が貯まるようになります。

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とっさの雨でコンビニでビニル傘を買うことは誰にでも経験があると思いますが、お金が貯まらない体質になるので折りたたみ傘を持ち歩くと良いでしょう。多少高値だとしても、軽量かつお気に入りの傘を持つことで、結果的に満足度が高い買い物になります。

5.財布の中をきれいにする

お金が貯まらない人は、財布の中身が汚いことがとても多いです。

レシートが整理整頓出来ずに財布の中に詰め込んでいたり、クレジットカードやポイントカードを大量に保持していたり、とりあえずなんでも財布にしまい込んでしまうなど、どれもお金が貯まらない体質になりやすい状況です。

そして財布の中身を綺麗にするコツとして、1つめは【中身が把握できるようにする】ことです。

これは、自分の中で財布の中身を見ずとも、現状の現金やカードがどのくらい入っているか全て言える状況にしておくことです。

2つ目は、【クレジットカードやデビットカードは2枚までにする】ということです。

支払い用のカードが複数あると、お金の管理がしにくくなるので、本当に利用するカードだけを残し、使わないものは全部解約しましょう。

そしてお金の使い過ぎに不安がある場合は、口座から即引き落としをしてくれる【デビットカード】を上手く活用すると良いでしょう。

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私自身、財布は超コンパクト主義であり、カード類はSecridにて管理し、現金はモンベルのトレールワレットを使用しています。
カードや現金の管理もしやすく、非常におすすめです。

6.まとめ買いすべきでないものもある

買い物は基本的にまとめ買いをした方が単価が安くなりますが、なんでもまとめ買いをした方が良いかと言われると、実はそうではありません。

例えば【お酒】になりますが、ケースでまとめ買いをすれば1本あたりの単価は安くて済みますが、お酒は我慢することが難しいモノであり、ストックがあると「もう一本だけ・・・」と手が伸びてしまい、気が付けば自分が必要としている以上に多くの量を飲んでいたということもあります。

そうすると、購入単価が安いとはいえ結果的に多くのお金を失うことになります。

それであれば、少し割高だとしてもコンビニ等で今日飲む分だけを購入する方が、トータルで見れば出費を安く抑えることができるようになります。

他にもスイーツやお菓子も同様であり、沢山あると人はつい食べ過ぎてしまいます。

このように、あればあるだけ手を伸ばしてしまうものに関しては、家に常備せずに必要な分だけ都度購入することで、逆に安上がりになることがあるのです。

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コストコが良い例ですね。
コストコは大家族で本当に必要な人にとっては非常に画期的ですが、試食などで返報性の心理を上手く活用し、必要以上にモノを買わせる上手い手口となっています。
まとめ買いで安くなると考えている人は、この点に注意しておきましょう。

7.投資を検討する

もし、お金を増やしていきたいと思うなら、投資をするというのも1つの手段です。

家計を改善させる対策方法は基本的に3つしかなく、【収入を増やす】【支出を減らす】【運用する】の3つになります。

これまで説明してきた内容は、【支出を減らす】方法でしたが、別の方法として【運用する】ということも検討するとよいでしょう。

投資はリスクがあるので、それが怖くて夜も眠れないようであれば無理にしなくても良く、投資は余剰金でやるものであって、そもそも生活がままならない人や、今持っているお金の使い道が既に決まっている人など、投資をすべきではない人もいます。

しかし、投資をやるかやらないかは【投資をしないデメリット】を知ったうえで考えると良いでしょう。

投資をせずに貯蓄だけをしていることで生まれる損もあり、例えば預貯金だけでは大きな収益を得られないということです。

銀行に貯金して利子を受け取っても、現在の金利は非常に低い状態あり、何百万を貯金したところで得られる利子は雀の涙程度です。

対して、投資信託や株式投資をすることで銀行の貯金よりも何十倍、何百倍以上の利益が見込めますし、さらに複利を利用して数十年にわたり積み立て投資をすることで、運用益はさらに高まっていきます。

投資はリスクゼロではありませんが、資金を効率良く運用することで、【働かずに大きな収益を得られる方法】でもあるのです。

MASAMI

投資をやるリスク、やらないリスクを天秤にかけて、判断したら良いでしょう。
しかし、世界経済は成長を続けており今後も人口が増えていくので、持論ですが今後も株価は上昇していきます。
投資をしたことがない人は、いきなり全財産を投資に回すのではなく、余剰資金で始めて見ると良いでしょう。

8.少額から積み立て投資をする

投資のリスクはゼロではないので、もしも投資のリスクが気になる人は、まずは【少額の積立投資】から始めてみるとよいでしょう。

最近ではスマホ決済やクレジットカードなどで得られるポイントを活用したポイント投資もありますし、それであれば元手はゼロになります。

少額投資では大きな利益を出せないことは事実ですが、投資は始めることと続けることが非常に大切であり、投資を継続するには自分の中で気にならないリスクでやることです。

日々の株価の上下が気にならないレベルは人により異なるため、自分がどのくらいのリスクを取れるかが知れる面でも、少額投資はメリットになります。

そして投資は長く続けることで時間とともに価値が高まっていくので、淡々とコツコツ積立を実行し、投資をしていることを忘れるくらいの距離間で放置し、気が付いたころにはかなりの運用益になっているのです。

MASAMI

積み立て投資に関しては、ほとんどの本でも同じことが書かれています。
それだけ再現性が高い手法なので、金融が専門の仕事でない人であれば、自己流にこだわらず成功者の真似をするだけで人生が良くなるでしょう。そして投資は大切ですが、人生は楽しむことが一番です。

まとめ

【お金が貯まる人、貯まらない人の特徴】を教えてくれる内容でした。
お金は人生における自由の選択肢が広がるので、有効に活用することで人生の満足度も向上します。
これまで学んだことを実行すれば、あなたは人生における成功者の仲間入りです。

本書を読むことで人生の満足度が確実にアップし、自分の進む方向が見えてきます。
もしも今、下記のように思っている人はぜひ本書を手に取って実行してみてください。

・部屋を綺麗にするきっかけが欲しい。
・支出の減らし方を詳しく知りたい。
・部屋を片付けるメリットをもっと知りたい。

MASAMI

どんな状況からでも人生は必ず良くしていけます。
たった一度きりの、あなただけの人生で、今日が一番若い日です。
人はなにものにでもなれる。今からでも。
行動をすることで豊かな人生を歩んでいきましょう。

以上、【お金が貯まる人は ~なぜ部屋がきれいなのか~】の紹介とMASAMIなりの一部要約でした。部屋を綺麗にすることで、お金にどう関係してくるのか細かく説明しており、非常におすすめ出来る内容です。日々の生活満足度を向上させるために有効に活用し、幸せな人生を歩み成功者の仲間入りをしましょう。

それでは、またの記事でお会いしましょう。

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