アメリカの高校生が学んでいる~投資の教科書~

どんな本か下記概略となります。

  • アメリカの高校生が学んでいる投資方法を学べる
  • 投資の最適方法を学べる
  • 投資は誰でも出来るんだということを学べる

本書はアメリカで8歳という若さから投資を実施してきたティモシー・オルセンという方が書かれています。

自分自身の実体験を惜しみなく書かれているので、非常に再現性が高い本です。

これを学ぶことでお金に困らない生活を過ごせるようになります。成功者はどのような投資方法を実践してお金を得ているか学べる本ですので、ぜひご参照ください。

目次

株式投資の基本

1.投資のはじめの一歩

投資において、はじめの一歩を踏み出すことが大切です。

それは、証券口座を新規登録してその口座にお金を入金し、100円でも良いので投資をすることです。

投資を試みたが投資先の選択肢がいくつもあり、よくわからないので結局やらないという人がとても多いです。

投資には株式、債券、コモディティと種類も沢山ありますが、投資先に悩むのではなく本当に大切なことは投資を始めることです。

MASAMI

日本は2024年からNISAの新制度が普及されますので、当ブログに訪れた皆さんはすでに始めている人も多いでしょう。まだという人は、これからは投資が当たり前の時代になりますので即証券口座を開設しましょう。難しいと感じてしまうところですが、とても簡単です。

2.金融市場について

金融市場には様々な種類があります。

それは株式市場、債券市場、先物市場、オプション市場があり、今回は主に株式と債券について説明します。

株式にも債券にも共通することがあり、それはインデックス投資が可能ということです。

インデックス投資とは、株式市場などの全体的な値動きを示す指数になります。

【日経平均株価】や【ニューヨークダウ平均】という言葉を1度は聞いたことがあると思いますが、まさしくそれに該当します。

後に詳しく説明しますが、本書は個別株等の投資ではなくインデックス投資を推奨しています。

MASAMI

私自身も資産のほとんどをインデックス投資としています。
投資の世界ではリスクを軽減するために「一つのかごに全ての卵を入れるな」という言葉があります。
インデックス投資は市場全体を購入することになりますので、この条件を満たしていることになります。

3.資産形成について

投資をするうえで何も考えずただ漠然と行ってはいけません。

大切なのは、必ず最初に計画を立てることです。

計画とは具体的な目標、投資期間、自分のリスク許容度に基づいて自分に合ったプランを考えることです。

そのように具体的な目標を持たないと、なんのためにお金を貯めているのかがわからなくなります。

お金を貯めることは何かを得るための手段であり目的ではありませんので、貯めるだけでは意味がありません。

これから投資を始めている人、既に投資をしていて明確な計画がない人は必ず計画を立てましょう。

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私自身も頭の中では計画を立てていましたが、本書を読んで改めて紙に書きだしました。
【35歳の現時点 オルカンに毎月17万円を25年間投資し、複利で約1億円を目標とする】
終わりよければ全て良しの考えなので、老後安泰スタイルです。

4.株式投資

株式投資は、会社の所有権を持つことになります。

会社が発行している株式を買うことで、その会社の一部利益を配当金という形で報酬を得るインカムゲインと、会社の株価が上昇して売買することで利益を得るキャピタルゲインがあります。

高配当株、グロース株、小型~大型株といった様々な株式が存在しますので、自分に合った投資をしましょう。

そして、株式投資をする際に必ず自分自身に2つの質問をすることが大切です。

1つ目は、「この投資のせいで、心配で夜も眠れなくなるだろうか?」2つ目は、「この投資のせいで、投資やお金のことを考えていない時も、自分が何らかの悪い影響を受けるだろうか?」です。

心配でたまらない、夜も眠れないような投資には手を出してはいけません。

MASAMI

投資で不幸になっていたら本末転倒です。
投資の目的はお金を増やし、そのお金でやりたいことが出来る自由を得るための手段です。
マネーゲームだけをして人生を終えないように、得たお金で何をしたいか計画を立てましょう。

投資信託とETFの基本

1.投資信託

投資信託とは自分のお金を投資のプロに任せて運用してもらう投資方法です。

投資先はさまざまであり、株式、債券、不動産、コモディティ等があります。

投資信託の良いところは、投資のプロが沢山の優秀な投資先を選択して運用してくれるので、自分自身で経済状況や会社の財務諸表等を細かく調べずに、多くの分散投資が可能な点です。

投資を始めたばかりのほとんどの人にとって非常に有効な投資方法となります。

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私自身も初めての投資方法は投資信託【セゾンヴァンガード・バランスファンド】でした。
経済の右も左もわからないまま、貯金よりは良いだろうと無心で積み立てしていまして、アベノミクスの効果で大きな利益を生み出した時の感動は今でも覚えています。
投資先を考えて選ばないといけませんが、初心者には絶対的におすすめな投資方法です。

2.ETF

ETFとは【上場投資信託】のことを言います。

よくある質問で多いのが、投資信託とETFの違いは何?とういことです。

それは投資信託は上場しておらず、ETFは上場しているということです。

ここで勘違いしてはいけないのは、投資信託は上場していないが上場している株式の購入はしているよということです。

混乱しがちですが、【投資信託はリアルタイムでの取引が出来ないがETFは出来る】と覚えればOKです。

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投資信託と比較して、他にも手数料が比較的安いことや基本的に分配金が発生するという違いがあります。一概にどちらが良い投資方法ということは言えませんが、両者の違いを理解して自分に合う投資方法を検討したら良いでしょう。

3.投資のコスト

投資には必ずコスト(手数料)が発生します。

売買手数料や運用資産総額に対しての管理手数料等、少額に感じることもありますが手数料が安い投資先と高い投資先では、長期で見ると数万円~数十万円、数百万円という差が発生します。

ここで覚えておきたいことが、【インデックス投資は手数料が低くアクティブ投資は手数料が高い】ということです。

インデックス投資は指数に連動した投資方法なので、管理側も手間が少なく人件費もかからないので安い手数料になりますが、アクティブ投資はプロの投資家たちが日々投資銘柄を選び投資先を変更して利益を得る手法なので、必然的に人件費がかかり手数料が高くなります。

手数料が高い分アクティブ投資の方が利益が大きく得られる印象を持ちますが、過去のデータからアクティブ投資がインデックス投資の成績を上回る可能性は極めて低いという結果が出ています。

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自分がどうしても気に入る投資先がアクティブ投資であるのであれば、迷わずそこに投資するべきです。
【投資はすべて自己責任】になりますので、他人にどうこう言われようと自分の道を進むことでどんな結果だろうと納得ができます。
投資先に特にこだわりがないのであれば、インデックス投資を選ぶことは非常に有効な投資方法です。

投資のポイント

1.資産配分

上記で株式投資について記載しましたが、本書は債券、不動産、コモディティといった投資先を推奨しています。

また、著者がアメリカ人ということで米国株、米国債券、米国不動産に関するETFを推奨しています。

大切なのは、株式投資一択や債券一択という偏ったバランスの投資ではなく全ての投資先にまんべんなく投資することでリスクを限りなく低くする手法が大切です。

必要な生活費分を確保しながら、沢山の機関に資産を分散するという手法は当ブログでも紹介している【世界のお金持ちが実践する ~お金の増やし方~】と同じ内容です。

世界のお金持ちと著者が同じ考え方なので、資産の配分として間違いない投資方法です。

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お金持ちのイメージは一発にかけて集中投資!!と思いがちですが、以外にも極力リスクを低減した投資方法になります。
このことからお金持ちは投資でお金持ちになるのではなく、事業で得たお金をさらに増やすために投資をしていることがわかります。

2.資産防衛

投資をするうえで、自分自身の資産を防衛することが大切です。

投資の世界は残念なことに、【他人を蹴落としてでも、自分だけが儲ければ良い】とう人がいます。

とある人から、「絶対に負けない投資先を知っていて、平均して年利50%の利益を出している超優良な投資先で、秘密だけど本当に特別にあなただけに教えてあげるよ」のようなことを言われたら100%詐欺です。

投資の世界で【絶対】と【あなただけ特別に】のような甘いフレーズが出てきたら詐欺です。

このような詐欺師から被害を受けないように、資産を防衛する力をつけましょう。

自分の資産を守れるのは、あなた自身だけです。

MASAMI

年利50%は極端な例ですが、投資の神様と言われるウォーレン・バフェットでさえ年利平均20%前後です。
投資の世界で甘い言葉を言ってくる人と会ってしまったら、絶対に付き合わないようにしましょう。
言葉巧みに資産を奪われてしまう恐れがあります。

若い投資家に伝えたいこと

1.大切なこと

著者が8歳で投資を始めて、本人自身も成功と失敗の経験が数えきれないほどあると述べています。

そこで、これから投資を始める若い投資家に対してアドバイスがあるので代表的なものを紹介します。

①投資に近道はない

投資に近道はなく、何も知らずにいきなり株を買うのは間違いであり恐らくお金を失うことになるので、投資をする前には十分に下調べをしなければなりません。

②お金を使うことも大切

お金はただ沢山あればいいというわけではありません。確かにお金はあるに越したことはないが、お金を使って楽しむことも同じくらい大切です。

ただひたすらにお金を稼ぐばかりで、そのお金で全く楽しまないのは単純に愚かなことです。

③失敗を最小限にすることに集中しよう

投資の世界は最も失敗の少ない人が勝つゲームのことです。相手を出し抜こうとして様々な技を繰り出す人は最終的に敗北し、失敗を最小限に抑えることだけに集中した人が勝利を収める世界となっています。

④リスクは絶対に避けられない

この世に100%確実なことは存在しません。投資をしていく中で、必ず損益がマイナスになるタイミングがあります。しかし、お金を貯金しているだけでもインフレでお金の価値は下がっていくので、投資をしないこともリスクということを理解しましょう。

MASAMI

他にもたくさんのアドバイスがありますが、8歳から投資を経験している著者のアドバイスは説得力があります。
当ブログで紹介しているバビロン大富豪の教えでも【黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳をかたむける持ち主からは、黄金が離れることはないだろう。】という言葉ありますので、成功者の助言をしっかり実践することが大切です。

2.気を付けるべきこと

①「うまい話」を信じない

誰もが投資したら儲けが出る時期というのも存在します。しかし、それはただ運が良いタイミングに投資しただけに過ぎないものです。

2000年前後のインターネットバブル時代では、1株300ドルの株が一瞬にして10ドルになった企業もあります。「絶対に儲かる」などのような言葉は信じないようにしましょう。

②デイトレードをやらない

デイトレードははっきりと【やってはいけない】投資方法になります。

デイトレードは巨額の損失にもつながりますので、ほとんどの個人投資家はそれに耐えるだけのお金も時間もメンタルの強さもありません。

③投資コストにご用心

投資をする前にコストをしっかりと把握しましょう。

長期投資においてはリターンが目減りする大きな原因の1つになります。

④ネット情報には気を付ける

現代では簡単に情報を得ることが出来ます。当ブログは成功者の本を紹介しているので間違った情報を投稿していないですが、真実だろうが嘘だろうが誰でもネットに情報を書き込み出来る時代です。

得た情報は鵜吞みにせず自分自身でしっかりと調べることも大切です。そう、投資はすべて【自己責任】なのです。

MASAMI

甘い話には必ず裏があります。株式市場に【絶対】は存在しませんので騙されないように自分の身はしっかり自分で守りましょう。また、自分自身でしっかり投資について学ぶことも大切です。

まとめ

【最適な投資の方法】を教えてくれる内容でした。
投資と投機に違いをはっきりと理解し、インデックス投資がいかに最適な投資方法かを学べました。有効に活用することで人生の満足度も向上します。
これまで学んだことを実行すれば、あなたは人生における成功者の仲間入りです。

本書を読むことで人生の満足度が確実にアップし、自分の進む方向が見えてきます。
もしも今、下記のように思っている人はぜひ本書を手に取って実行してみてください。

・投資を始めたいが、何をすればよいかわからない。
・投資はギャンブルのイメージがあり、不安で一歩踏み出せない。
・投資大国のアメリカで実績を出してきた人の本を読みたい。

MASAMI

どんな状況からでも人生は必ず良くしていけます。
たった一度きりの、あなただけの人生で、今日が一番若い日です。
人はなにものにでもなれる。今からでも。
行動をすることで豊かな人生を歩んでいきましょう。

以上、【アメリカの高校生が学んでいる投資の教科書】の紹介とMASAMIなりの一部要約でした。投資の大原則について細かく説明しており、非常におすすめ出来る内容です。日々の生活満足度を向上させるために有効に活用し、幸せな人生を歩み成功者の仲間入りをしましょう。

それでは、またの記事でお会いしましょう。

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