どんな本か下記概略となります。
- 30代ですべきこと、してはいけないことを明確に学べる
- 30代ですべき仕事や人間関係を学べる
- 30代で必要な習慣、後悔しないことを学べる
こちらの本、内容を紹介する前に冒頭でこのような例えがあります。
砂漠でオアシスを探している若者がいて、のどがカラカラの状態でいたところ、とある老人が表れて親切なことに地図、コンパス、水を与えてくれました。その若者は、これだけ備えがあればオアシスに辿り着けると思いますが、結局、オアシスには辿り着けませんでした。
それはなぜでしょうか・・・(シンキングタイム)
その答えは、若者は、現在位置がわからなかったからです。
なぜこのようなことを表記したかというと、人生も同じだからです。
現在位置を知ることで、ゴールまでの道筋を描けることができます。
いきなり面白い例え話から始まります。
しかし、そのようなシンプルな答えこそが本質となります。
厳しく感じる表現もありますが、後悔するか前に進むかという内容であることを前提に、肩の力を抜いて読んでいただけたらと思います。
30代のすべき考え方、仕事、必要な人間関係、習慣と、非常にシンプルながら確信を得た内容です。
私自身の実体験もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
30代ですべき考え方
1.現在位置を知る
現在位置とは、職業や自分の立ち位置などを把握すること。
すなわち自分自身の棚卸になります。(棚卸とは、在庫の有無を確認することです)
自分が何が好きで、何が得意で、大切なものは何か、それらをすべて加味することで、ゴールへ達することができます。
今一度自分を見直すことで、本当にやりたいことは何か、自分ができることは何か、他人に流されずに、本当に自分がやりたいことを出来る人生を歩めます。
現在位置を確認することで本当にやりたいこと、大切なことが
見えてきます。
一度振り返って自分を棚卸してみましょう。
そうすることで後悔しない人生の一歩を踏み出せます。
2.重荷を捨てる
ほとんどの人にとって、20代は社会に出て大変な思いや苦しいことを経験しています。
10代のころは漫画の主人公に自分を重ねて、なんでも出来るという思いを持っており、それを自信に社会に進出したところ、先輩方に全く歯が立たないわけです。
(成功体験している方もいますが、失敗した経験の記憶の方が強く残りますよね。)
しかし、20代の失敗は無かったことにしてOKです。
なぜなら過去の失敗を引きずるとそのまま自分の自信を喪失する形となります。
失敗、自己否定、否定的な言葉は現実化してしまいます。
20代の失敗は研修期間と割り切って、30代は前に進むことを考えましょう。
私自身も20代は失敗した記憶が多くあります。
しかし現在は研修期間と割り切っているので後ろめたさや自己否定に
陥ることは全くありません。
前に進むためにも、重荷は捨てましょう。
3.自分を開示する
3つ目にして20代と30代で大きな考え方の違いが出てきます。
それは、20代はインプットの年代で、30代はアウトプットの年代になります。
なぜなら、先ほど述べたように20代は研修期間なので、失敗や大した実力がないことも容認されます。
しかし30代になると重みが違います。求められるものが異なってきて、結果や実績というものに比重が大きくなります。
【あなたは30代ですか、それではあなたは何ができるのですか?】
このように結果や実績が求められることになります。
それこそ自分の得意なことや結果を出せることをアピールし、周りからの信頼を得ることが大切です。
私は会社勤めですが、とにかくアウトプットの重要性を感じています。
指示待ちや、自分から発言をしないと何を考えているか周りの人間も
わからないです。
自分という人的資本を沢山開示していきましょう。
4.とにかく打席に立つ
30代はとにかく打席に立つことが大切です。
野球に例えていますが、打席に立ってバットを振らないとボールに当たらないことはもちろん、ヒット(成功)やホームラン(大成功)、三振(失敗)といった結果すら出ないからです。
初めのうちは失敗が多くて批判を受けることも多いでしょう。
ですが、とにかく打席に立つことで場慣れして成長し、自分の中で成功するパターンが見えてきます。
これは打席に立つことで初めてわかることですね。
プレゼンの発表や企画の担当等、とにかくチャレンジしてみることが
大切です。
失敗も成功もたくさん経験して成長しましょう。
私も失敗を恐れずにどんどんチャレンジしています。
会社員は失敗しても、謝れば許される存在ですからね 笑
30代で必要な人間関係
1.変化を恐れない
30代は仕事において部署移動、転勤、出張等の変化、プライベートでは引越し、結婚、交友関係といった
さまざまな変化があります。
人間はどうしても変化を恐れる傾向があります。
しかし、変化は成長するうえで必要な経験です。
ずっと同じ環境のままでは偏った考えに陥りがちで、成長するチャンスを失います。
自分の成長とともに、周りの環境も成長させるように意識しましょう。
これは私なりの考えですが、人生に現状維持なんてありません。
上がるか下がるか一方です。なぜなら【自分が成長していなくても周りは成長しているから】です。
安西先生も、渡米した教え子に対してこう発言していました。
【まるで・・・成長していない!】
2.自分の周りに優秀な人をそろえる
すごく身も蓋もない感じだけど、それっぽく本質のようで確信のような内容です。
良い仕事をするうえで、自分の周りに優秀な人をそろえるというのは、下記の理由です。
【あなたは、あなたの周りにいる10人の平均である】
考えてみればわかることですが、社長の交友関係は、社長に近しい人物です。
ゴルフのコンペで9人の社長がいるなか1人だけ労働者では、経営者と労働者という立場の違いから
話が全く合わないですよね。
それと一緒で優秀な人の周りには優秀な人が集まるのです。
自分が自己否定的な言葉を使っていないか、前向きな発言をしているか、今一度振り返ってください。
仕事するうえでも周りに優秀な人を集めることは大切です。
それは、仕事は一人でやるものではなく、チームでやるものだからです。
周りに優秀な人がいない場合は、環境を変えてみるのも一つの手です。
世の中には優秀な人がいますので、諦めずにチャレンジしましょう。
3.良いメンター(指導者)と出会う
自分が本当に尊敬できる人、真似したい人を見つけましょう。
なぜなら、あなたにとってその人は成功しているからです。
これまた【周りにそんな人いないよ!!】という方はオンラインサロン、ブログ、youtube等で探してみてください
必ず見つけられるはずです。
そして、その人の良いなと思うところをどんどん真似してください。
そうすることで、あなた自身もその人のような成功者への一歩を踏み出せます。
逆に漫画や映画で有名な賭博黙示録【カイジ】という人を尊敬できる人はいませんよね。
彼の人生は成功者と真逆の行動をしているので、反面教師として参考にしてみるのも良いです。
自分も尊敬できる人の良いところをどんどんパクッてます 笑
逆にその人でも悪い部分は真似しないように注意しています。
完璧な人間はいませんから、色々な人の良いところをどんどん真似してあなた自身の人生を向上させましょう。
4.平凡よりも波乱万丈
100万部も売れた本の著者がはっきり言ってます。
【平凡ダメ!波乱万丈どんとこい!】この考え方、気持ちが大切です。
平凡というと良いことと思いがちですが、それは取り立てて不幸でもないけど幸せでもない。
そんな人生は楽しいでしょうか。平凡に生きていて気が付いたら人生も後半で、「あの頃こうしておけば良かったな~」なんて絶対思いたくないはずです。
また、この考え方をするとストレスの耐性も強くなります。
平凡な日々を過ごしているとトラブルが発生したときにパニックに陥りがちになりますが、「波乱万丈いつでもOK!!」という考えで日々を過ごしていたら、仮にトラブルが起きても「大したことないな」で済んでしまうものです。
30代なんて人生の半分も過ごしていないのですから、波乱万丈の人生の方が【人生を生きている】という気がします。
逆に余命あと数年という場合は平穏に過ごしたいですけど 笑
30代ですべき仕事のしかた
1.副業をする
今の時代、一つの仕事をし続けることは時代遅れと言います。
本屋は本だけ売る、PCのソフト屋はPCのソフトだけを売る。
会社員だけをしていると、このようなことは当たり前に感じてしまいますが、時代は急速に変化しています。
アマゾンは本が腐らないという理由から本を販売していましたが、今は何をしているでしょうか。
ネットで注文したらなんでも届きます。プライムやミュージック、フォトなど、色々な事業をしています。
ソフトバンクはソフトを売る会社でしたが、今は何をしているでしょうか。
野球チーム、ネット通信業界、携帯などいろいろな事業に手を出しています。
企業がそうなのですから、個人もそのような考え方や行動が必要ということです。
自分は当ブログを開設するという、小さな副業を開始しました。
自分も学べて、訪れたあなたも学べてWIN-WINの関係を築けるように日々有益な情報を発信出来たらと思います。
2.プレゼン力を鍛える
30代の考え方にもありましたが、30代はとにかくアウトプットが重要です。
上司に企画を通すためにも、顧客に案件を受注するためにも、相手を納得させる力が必要です。
場数が大切となりますので、チャンスが訪れたら何度もチャレンジしましょう。
ここ一番という、絶対に成功させたい場面においては本番前に家族や友人、同僚の前で練習するもの良いと言います。
緊張してパニックになることを避けるためにも、いきなり本番に挑まないように、練習を沢山しておきましょう。
余談
喋りの天才といわれる古舘伊知郎さんは、トークライブで2時間喋るために、ニュースステーションの後に毎日2時間練習していたそうです。
天才と呼ばれる人はみな努力しているのです。
30代はアウトプットする力をとにかく身につけましょう。
あいさつ、雑談、仕事となんでもよいのでとにかく会話をする機会を
増やすことが大切です。
そうすると自然にプレゼン力も向上します。
3.質より量を重視する
30代はとにかく場数を経験することが大切です。
沢山量をこなすことで、どこが良くてどこが悪いかが見えてきます。
いきなり質を求めても、経験が少ないと時間だけが経過して良い結果が得られません。
毎日の積み重ねが大切になりますので、量をこなすことを日々意識しましょう。
質は後からついてきます。
とにかく量をこなして経験する。成功者は沢山の場数を経験し、失敗も成功もしています。
だから成功パターンと失敗パターンがわかるのです。
4.勝ちパターンを知る
30代になり仕事をしていると、失敗が多かった20代の時とは異なり成功する経験もあります。
「あれ?なんか今回は上手くいったぞ?」ということが起こります、その時に覚えておくべき重要な点があります。
それは、【自分は当たり前のことにやっていたのに、やたら褒められたり称賛されること。】です。
自分がそれほど努力していないのに褒められるということは、その内容があなたの才能だからです。
「普通にやっただけですが」と言いたい気持ちもわかりますが。これは非常に大切なことです。
これに気付いて自分の中で自信を持ち、これなら勝てる!!という勝負をしましょう。
20代のころは努力次第でなんでもできると思いますが、なんでも完璧に出来る人というのは存在しません。
仮に、【100tの重量物を建物の屋上に据付けてください。】これを自信をもって「出来ます!」とあなたは言えますか?
私なら言えます笑 (本職が工事屋なので吊搬が得意です。)そしてこのスキルが転職先で非常に活躍しています。
仮に、大谷翔平さんに同じことをやれと言っても直ぐに出来ないと思います。(私はもちろん、160km台の球は投げれません。)
そのように、自分が勝てると思える場所に身を置きましょう。
30代で必要な習慣
1.話し方、呼び方を改める
30代では20代の頃に使用していたフランクな言葉が使用出来なくなります。
年齢の上昇とともに、言葉遣いも改める必要があります。
組織において、自分より立場の上の人に対しては、【了解です×】【承知しました〇】のように、正しい言葉を使用できないと、信頼や信用性に欠けます。
それは顧客に対しても同等のことが言えますので、ビジネスの場では非常に大切なことです。
これが出来ない人が本当に多いので、正しい言葉遣いを実践することで、周りとの差が格段に開きます。
また、【親しき中にも礼儀あり】というように、普段から正しい言葉遣いをすることも大切です。
あだ名で呼んでいた人に対しても「さん」づけをするなど、少しずつ意識してみてください。
20代のころはビジネスの場において、「知りませんでした」「忘れてました」と言っている人が多かったと思います。
これを「存じ上げませんでした」「失念しておりました」このように言い換えるだけで、「なんか出来そうな人だ・・・」と思いませんか?
相手の立場になって考えると色々と見えてきます。
好印象なるので、ぜひ自身の言葉遣いを振り返ってみてください。
2.読書で学ぶ
当ブログに足を運んでいただいて言うまでもないですが、【本は成功者の記録】です。
20代のころは自己流で何とかやってきた人が多いと思います。
しかし、何十年という年月を生きている先人が結果を出して書物に記録を残してくれているのです。
30代は、これを真似するだけで素晴らしい10年間が過ごせます。
たった1500円前後で成功者の人生の一部を知れるのです。
これほどコスパ、タイパの良いものはありません。
私自身20代の頃は、本なんて古臭いし持っていても邪魔だしと、非常に毛嫌いしておりました。
しかし、自分の中で行き詰まりを感じて本を読むようになってからは、成功者の経験談の虜になってます。
実際に30代という今を、自分のやりたいことで非常に楽しんでいます。
3.外見への投資をする
30代は見た目にとにかく差が出ます。
髪型、服装、姿勢、体型など一つ一つを意識している人は若く見えますし、どれも意識していないと実年齢よりも老けて見えます。
イケメンとかイケメンじゃないとかそういう問題ではなく、身なりをきちんとすることが大切です。
髪型はさっぱりして、服は体型にあった服を着て、姿勢を正して、肥満や痩せすぎに注意する。
非常に単純なことですが、改善できる部分はぜひ改善しましょう。
私自身20代の頃から無精ひげが気になっていたので【髭脱毛】
を4年間しておりました。
これだけで見た目が全く違います。若々しく見えるためにも体型を気にして週一で筋トレをしています。
あなたも出来ることから始めましょう。
4.今後の10年計画をする
30代は人生の前半ではありますが、10年計画を立てようとするとあと5~7回が一般的となります。
何事においても【終わりよければすべてよし】といいますが、人生にも同じことが言えます。
自分自身が理想とする40代をとりあえずのゴールとし、それに向かって小さな積み重ねをコツコツと実行し、成長する過程を楽しみながら人生を謳歌すると良いでしょう。
私は『年齢を重ねても若々しく見える!』と言われたいので、体型維持やスキンケア等の外見を意識しております。
同年代でも老けて見える人、若く見える人が一目瞭然です。
まとめ
30代ですべきこと、やってはいけないことをはっきりと伝えてくれる内容でした。
著者は20代、40代向けの本も出版しているので、各年代ごとに説得力があります。
これまで学んだことを実行すれば、あなたは成功者の仲間入りです。
本書を読むことで人生の満足度が確実にアップし、自分の進む方向が見えてきます。
もしも今、下記のように思っている人はぜひ本書を手に取って実行してみてください。
・30代を漠然と生きており、不安を感じる
・30代になったが20代の時と比較して何も変わらない気がする
・30代を全力で謳歌し、今後の人生を充実させたい!!!
どんな状況からでも人生は必ず良くしていけます。
たった一度きりの、あなただけの人生で、今日が一番若い日です。
人はなにものにでもなれる。今からでも。
行動をすることで豊かな人生を歩んでいきましょう。
以上、【30代を無駄に生きるな】の紹介とMASAMIなりの一部要約でした。
本書は甘い言葉を並べず確信を述べている一冊なので、気になる方はぜひ購入してください。
それでは、またの記事でお会いしましょう。
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