どんな本か下記概略となります。
- 心の奥から望んでいる願望をかなえる方法を学べる
- 幸せになれる習慣を学べる
- 人生に必要な7つの習慣を学べる
本書は心の奥から望んでいる願望をかなえるための方法について書かれています。
本書は【スティーブン・R・コヴィー】氏が書かれた本で、習慣が人生を作っており、習慣が変われば人生が変わり、習慣次第で人生の良し悪しが決まることについて説明しています。
これを学ぶことで人間関係や仕事においても良い習慣が身に付き幸福度の高い人生が歩めます。成功者はどのような生活習慣を送っているか学べる本ですので、ぜひご参照ください。
1つ目 自分をコントロールする
1.刺激に反応しない
自分をコントロールするためには、【刺激に反応しないこと】と【変えられることだけに集中する】という二つが重要になります。
まず刺激に反応しないことですが、成功しない人はやたらと反応して生きています。
例えば悪口を言われたらイライラして悪口を言い返したり、XやLINEに通知が入るたびにスマホを確認したり、お金が無いのに欲しいものがあるとリボ払いで買うなど、刺激に反応しています。
しかし、悪口を言われたらすぐに言い返したくなるのが人間なので、こういった場合は行動する前に「一時停止して考える」ことが大切です。
一時停止することで自分をコントロールすることができ、「ここで言い返して意味があるのか?」と考えることが出来ますし、悪口を言い返しても時間とエネルギーの無駄でメリットは1つもありません。
むしろ水掛け論が起こってさらにイライラすることにもなります。
世の中は刺激だらけで、web上でも欲しそうな商品の広告が出てきて人々の欲望を駆り立てていますので、そんなときは一時停止して考えることで、周りに振り回されずに自分という人生を生きることが出来ます。
反応しないことでストレスが減ることが沢山あります。例えば運転をしてて、あおり運転やあおりのクラクションを鳴らされた際に反応しても何一つメリットがありません。「心の貧しい人がオラオラしてる。車でしか自分を優位に見せられないのか、可哀そうな人だな・・・」くらいに思うと良いでしょう。そういう人間は、上品な車に乗っていても、車から降りたら品性が無い人間なので相手にする必要はありません。
2.変えられることだけに集中する
何事においても今やっていることに対して、【自分で変えられること】なのか【自分で変えられないことなのか】を考えてから行動することが大切です。
変えられるというのは【自分自身の行動】のことで、今日は勉強するか否か、友達とどう接するか、何を食べるか、どのような言葉を使うかなどがあります。
逆に変えられないことは、人からの評価、事故、天気、過去、などになります。
成功しない人は変えられないことを変えようと必死になっており、人からの評価が低いことに怒ったり、背が低いことに悩んだりして、結局何も買えられずに時間だけが無駄に過ぎていきます。
一方で成功する人は、常に自分で変えられることに集中しているため、良くも悪くも成果が出ます。
悩みは深くなればなるほど後戻りが難しくなるので、これからは悩む前に一時停止して、今やっていることが自分で変えられることなのか、変えられないことなのかを考えることが必要です。
そこで【自分で変えられること】であれば、そのまま続けて実行すれば成功への道へ進むことが出来ます。
会社で人の評価を気にして必死になる人がいますが、他人からの評価なんて行動一つで変わります。それよりも自分自身を成長させるために力を入れることで、自然と周りからの評価も上がります。変えられることだけに集中して充実した日々を過ごしましょう。
2つ目 ゴールから逆算する
1.必ずゴールを決めてから行動する
あみだくじや迷路をする際に手っ取り早く解決する方法があることはご存じでしょうか。
知っている人も多いかもしれませんが、ゴールから辿ることが最短コースになり、そうすれば他の物事においても、今何をすればいいのかが分かってきます。
そのためにもまずはゴールを決めておく必要があり、自分はどういう人間になりたいのか、何が欲しいのか等と自分に問う必要があります。
例えば、料理人になりたいというゴールがあった時に、ただ漠然と料理人を目指すのではなく具体的にいつどんな料理人になるという明確なゴールを決めます。
ミシュランで3つ星をもらうような中華料理屋のコックに30歳でなりたいという目標であれば、そこら辺の飲食店でバイトしていてはゴールできません。
学校を卒業したらすぐに高級な中華料理で修行して、お金と技術力を上げるというように、未来のゴールに向けて今の行動を決めます。
もちろん途中でゴールは変わってもいいので、ゴールが変わった際はその瞬間から新しいゴールに合わせて今の行動を決めていくことを忘れないようにしましょう。
ゴールを決めることで今やるべきことがはっきりと見えてきます。資格試験や採用面接、受験勉強などでは無意識にそのような行動をしているので、日常においても取り入れるようにしましょう。
3つ目 最優先事項を決める
1.自分が一番価値を感じるもの
最優先事項というのは、自分が一番価値を感じていることです。
1日は誰でも24時間しかなく、その中で仕事、学校、勉強、遊び、家族との時間、SNS、読書、ゲーム等、全てを実行することは出来ません。
そのため優先順位をつけることが大切です。
社会で生きていると忙しすぎて、自分が行きたい方向とは違う方向に流されて生きていることも少なくありません。
例えば、家族との時間を優先したいのに残業を引き受けたり、難関試験に合格したいにゲームばかりやってしまうようなことです。
【忙しい】という言葉は心を亡くすと書きますので、その名の通り忙しさは私たちから考える力を失わせます。
なので忙しいときは一時停止して、【自分が本当に心の底から望んでいることは何か】を考えることが大切です。
今すぐには叶えられないけど、自分にとって重要なことを考えると、それは自分自身の心の奥で望んでいることになります。
このように優先事項をつけることで、本当に望んでいることに時間を使い、他のことはそれが終わった後にやれたらやるくらいの心境になり、24時間という時間を有意義に過ごすことが出来ます。
優先事項が決まっていないと、やっていることと言っていることが違うということにもなります。1日は皆同じく24時間なのに、忙しくしている人と余裕がある人の違いは本当に必要なことに時間を使っているかそうでないかの違いなのです。
4つ目 WIN-WINを心がける
1.自分も相手も勝つ方法
WIN-WINとは、自分も相手も勝つ方法をとるということです。
野球やサッカーなど、スポーツを見ているとこの世の中には勝ちと負けしかないと思いがちですが、それは違います。
本当に目指すべきはWIN-WINの関係であり、一見自分だけが勝った方がいいように思いますが、それだといつか一人勝ちということで孤独になってしまいます。
例えば、ブラック企業の社長が社員に時給500円で働かせた場合、社長は勝って社員は負けていることになります。
そうなると社員の不安が溜まり、いずれ協力してくれなくなりますし、場合によってはストライキや退職する社員が出てきて、手を貸してくれる人がいなくなります。
見落としがちですが、自分にゴールがあるように相手にも目指すべきゴールがあり、双方にメリットがあるからこそ協力し合える関係になるのです。
ゲームやスポーツは勝ち負けを決めるためにあるものであり、その勝ち負けが面白いから一緒に出来ます。ビジネスの場では必ずWIN-WINの関係にしておかないと、取引を継続することは難しくなります。
5つ目 相手を理解してから自分を理解してもらう
1.理解してから理解してもらう
人はそれぞれ物の見方が異なるので、完全に分かりあうことは難しいです。
しかし、子どもや親、親友やパートナー、同僚や上司など、この人のことは理解したいと思える人が誰にでもいますので、そんなときはまず相手の話を聞いてみることです。
なぜなら人は話を聞いてもらったときに、自分を理解してくれたと感じる生き物だからです。
例えば、自分の子どもが学校に行きたくないと落ち込んでいたとして、駄目なパターンは子どもの言うことを聞かずに「怠けたことを言ってないで学校に行きなさい」と言うことです。
そうすると子どもは「この人は自分のことを理解してくれない・・・」と心を閉ざしてしまいます。
逆に良いパターンは、相手を理解するために口を挟まずに最後まで話を聞き、「学校に行きたくないのか、嫌なこともあるよね」と共感します。
【いのちの電話】という機関でも、とにかく共感しながら相手の話を聞くことが大切だと言われており、自分が話すのは相手の話を聞いた後になります。
自分を知ってほしければまずは相手を知るべきであり、子どもとしっかりと話し合い向き合うことが出来れば、イジメであったり、授業が楽しくないなど、本当に学校に行きたくない原因が分かります。
なので自分ではなく、まず相手を理解することに意識しましょう。
人はどうしても自分の視点で話をしたがりますが、相手があっての会話となりますので、相手の話を聞くことは非常に大切です。前項でもありましたが、そうすることでWIN-WINの関係に繋がることにもなります。
6つ目 誰かと協力して遠くまで行く
1.誰かと協力していい結果を出す
誰かと協力していい結果を出すことはとても大切です。
仕事やプライベートにおいて、協力することで大きな結果を出すことができるのに対し、逆に一人で頑張ってもいずれ限界が来ます。
アフリカのことわざで【早くいきたければ一人で進め、遠くまで行きたければみんなで進め】というものがあります。
つまり大きな結果を出したければ、誰かと協力すべきだということです。
例えば、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックの二人が協力したことで【アップル】が誕生しましたが、この二人が協力していなかったら【iPhone】も【アップルウォッチ】も生まれていなかったでしょう。
このように、人と協力することで、1+1は2ではなく、3にも4にもすることが出来ます。
しかし、誰とでも協力していい結果が出るわけではないので、【自分が組みたいと思った相手】に対して自分から声をかけなければ相手と一緒に組むことが出来ません。
そのためにも、変なライバル意識や価値観の違い、自分を卑下して言いたいことを言わないことはやめた方がいいのです。
この人だ!と思ったら物怖じせずに声をかけてみることが、チャンスの種をまくようなものであり、例え断られたとしてもいつかチャンスが来た時に連絡が来るかもしれません。
子育ても、仕事も、スポーツも、一人でやるよりも相手と協力することで良い結果を生むことが出来ます。断られたり拒絶されると思うと勇気がいりますが、自分を成長させるためにも必要な行動になります。
7つ目 自分を磨く
1.自分を成長させる
自分を成長させなければ、チャンスを掴むことは出来ません。
残酷なことを言いますが、いかに凄い能力がある人と出会っても自分に何もないと無視されます。
スティーブ・ジョブズがスティーブ・ウォズニアックと組んだのは、ウォズニアックがエンジニアの天才だったからです。
そしてジョブズはその凄さをプレゼンする天才であり、二人は他の誰でもなくこの人だ!と思って協力し合ったのです。
そして自分を磨くとは、【体】【心】【知性】【人間関係】の4つをバランスよく磨くことです。
【体】について、体調が悪ければ行動力や思考力が落ちるので、体調が悪いとチャンスを掴めません。
いつも体調が崩れないように健康的な食事をとり、きちんと睡眠や休日をとって運動する習慣を持つことが大切です。
【心】について、前項でも述べましたが忙しいと先のことを考える余裕がなくなります。
なので毎日心が落ち着ける時間を必ず作ることが大切で、それは温泉に入る、好きな人に会う、趣味に没頭するなど、とにかく落ち着く時間を作ることです。
【知性】について、これはとにかく色々な人に会い、本を読み、自分の好きなことを勉強して自分の頭で考える力を持つことです。
人は自分の考えを持っている人に魅力を感じますし、自分で考える力があれば予期せぬ困難やトラブルに対しても慌てずに対応することが出来ます。
【人間関係】について、前項でも述べましたが相手の話を聞いて協力し、WIN-WINの関係を心がけることが大切です。
人は協力することで大きな結果を出すことは、狩猟の時代から既に分かり切っていたことなのです。
そして1つ目~6つ目の習慣をしっかりと実践すれば、自分を磨くことに繋がります。
自分が成長することで一緒にいる相手も成長しますし、さらに凄い能力の人と会うことが出来るかもしれません。成長すると実感できると幸福度も上がりますので、現状維持など言わずに、常に成長する心をもちましょう。
まとめ
【人生が豊かになる習慣】を教えてくれる内容でした。
習慣は人を容易に変えることが出来るので、有効に活用することで人生の満足度も向上します。
これまで学んだことを実行すれば、あなたは人生における成功者の仲間入りです。
本書を読むことで人生の満足度が確実にアップし、自分の進む方向が見えてきます。
もしも今、下記のように思っている人はぜひ本書を手に取って実行してみてください。
・7つの習慣をもっと詳しく知りたい。
・成功者が習慣化していることを知りたい。
・人間関係で嫌な思いをせず、幸せに生きたい。
どんな状況からでも人生は必ず良くしていけます。
たった一度きりの、あなただけの人生で、今日が一番若い日です。
人はなにものにでもなれる。今からでも。
行動をすることで豊かな人生を歩んでいきましょう。
以上、【7つの習慣 ~人格主義の回復~】の紹介とMASAMIなりの一部要約でした。人が幸せになるための7つの習慣について詳しく説明しており、非常におすすめ出来る内容です。日々の生活満足度を向上させるために有効に活用し、幸せな人生を歩み成功者の仲間入りをしましょう。
それでは、またの記事でお会いしましょう。
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