どんな本か下記概略となります。
- CEOを務めた経験のある人物のリーダー像について学べる
- リーダーがすべき行動、してはいけない行動を学べる
- 一般的に想像されるリーダーと、本質の違いを学べる
世間一般的なリーダー像の誤解とリーダーの本質部分について説明します。
51の考え方とありますが、非常に多いのでその中でも「これは大切だ!」という部分をMASAMIなりに抜粋しています。
リーダーとは
1.リーダー像の誤解について
まず、あなたが思い描いているリーダー像とはなんでしょうか。
・カリスマ性が高い
・プレゼン力が高い
・実績が豊富で高学歴
このようなイメージを描いていると思います。
しかし、本当のリーダー像とは人徳主義者ということだと著者は言っています。
著者の紹介になりますが、日産自動車に勤めて営業から財務と幅広く経験をしたのちに、コカ・コーラやおもちゃで有名なタカラ、ボディショップで有名なイオンフォレスト、そしてスターバックスジャパンの代表取締役と、数多くの会社で代表取締役を経験しております。そのような人が言う、リーダー像について書かれた本なので非常に説得力があります。
すごい経歴の持ち主です。しかし、そんな経歴の持ち主の方が「リーダーは人徳者である。」と言い切っています。
逆に言うと、誰にでもチャンスがあるということです。
2.人徳主義
著者は野球部のキャプテンでした。あなたは野球部のキャプテンというと、エースで4番、低学年からレギュラーに抜擢されていた、とにかく抜群のセンスと実力のある人物を想像されると思います。
しかし、著者はなんと三年間補欠だったそうです。
この時から、実力がなくても人徳があった著者がキャプテンに選ばれた理由に気が付いたそうです。
それを活かして現在は成功者となっているのでその人徳の正体を学びましょう。
私は野球部で副キャプテンを務めていました。
キャプテンに選ばれた人間は実力に特化していませんでしたが、
やはり周りの人物への気遣いをしていました。著者の言う通りです。
人徳の正体
1.弱い人を大切にする
では、実力が周りと比較して劣る補欠にも関わらず野球部のキャプテンとして選ばれた人徳の正体についてです。
それは、弱い人を大切にすることです。著者はキャプテンに選ばれる前に、自分が二年生の時には一年生に対して
悩みや困っていることはないか常に聞いていたようです。下の立場になると分かりますが、意地悪や厳しい言葉を掛けてくる人よりも優しく接して褒めてくれる人に近寄りたくなりますね。野球部の後輩たちが、どうしても著者をキャプテンにしてほしいという要望が多くキャプテンになったそうです。
また、著者は取締役になった今でも弱者を大切にする習慣を継続しています。
会社でいう弱者とは一般社員、つまり現場等の一番前で働いている人達が該当します。
そんな労働者のところに著者自身が直接赴いて、悩みや困りごとを聞いているそうです。
そのような取締役はなかなかいないと思いますが、忙しい中スケジュールを調整しているのでしょう。
そのような人物が会社の取締役でしたら、社員としてもやる気が上がることはもちろん、著者の評判も良いでしょう。
取締役であっても社員を大切にする心と、
社員と同じ目線で話を聞いてくれる素晴らしい人徳者です。
このような人の周りに人が集まるのは当然ですね。
そして正直これでリーダーの条件はほぼ十分です 笑
2.誘惑の恐怖に負けない
社会に出ると多くの誘惑が待ち受けています。
特に役員クラスになると取引先との接待や、人からの見る目が変わることで自分が特別な人間と感じます。
実際に著者も日産自動車の勤めていた際、一般社員として働いているときは周りの人からの評価としては年齢相応とのことでしたが、あるとき組合員の役員に抜擢された際は周りの社員からの見る目が大きく変わりました。
役職が上がったわけでもないのに組合員の役員になったら同期や先輩社員からも敬語を使われたり、多くの誘惑があり非常に苦労したそうです。
人徳者として、自身の立場に驕(おご)ることなく謙虚な気持ちを持つことが大切です。
自分よりも立場が下の人に対しても大切に接することが大切です。
人はそんな人徳者に惹かれます。
リーダーがすべき行動・してはいけない行動
1.聞きに行く力
まず必要な行動です。リーダーとしてコミュニケーションスキルは非常に大切です。
しかし、「コミュニケーションスキルなんてないよ!」という方もいらっしゃると思いますが安心してください。
悠長に途切れなく会話を続けることが重要ではなく、「なにか困ったことはないですか?」のように私はあなたを見ていますよ。という質問で十分だそうです。
また、「あの人はどうですか?」のように第三者を会話のネタにすることで、自分の中で何かネタを探さないとという負担が減ることと、より周りを気にしている人なんだなと相手に印象を与えます。
仕事するうえでコミュニケーションは非常に大切です。
会社は組織で動いていますから、何を考えているのかわからない人とは仕事をやりづらいですね。趣味でもなんでも話してみましょう。
2.禁止行動
リーダーとして絶対にやってはいけない行動があります。
・人の悪口を言う
・自慢話をする
人の悪口を言う人に対してあなたはどう思うでしょうか。自分も嫌いな人で共感できたとしても良い気持ちにはなりませんし、逆に自分も陰で悪口を言われているかもと思うと嫌ですよね。
悪口は損しかありませんから、とにかく褒めるということをしましょう。当ブログでご紹介している【夢をかなえるゾウ】においても褒めまくることが成功者の鉄則と言われています。
また、自慢話に関しても聞いてる側としては良い気持ちはしません。自己肯定感が高いこととは異なりますので、成功していても人には自慢せず自分の中で留めましょう。あなたが自慢できるようなことは周りは理解しています。ただそれを周りが褒めるという行動に移していないだけです。
まとめ
リーダーの条件を教えてくれる内容でした。
本書は初頭にてお伝えしましたが、多数の会社で代表取締役を経験した成功者自身が書かれています。
これまで学んだことを実行すれば、あなたは成功者の仲間入りです。
本書を読むことで人生の満足度が確実にアップし、自分の進む方向が見えてきます。
もしも今、下記のように思っている人はぜひ本書を手に取って実行してみてください。
・これから会社や部のリーダー候補となっている。
・体育会系出身だが、求めれられるリーダー像を詳しく知りたい。
・多数の会社の代表取締役を経験してきたが、謙虚な著者についてもっとしりたい。
どんな状況からでも人生は必ず良くしていけます。
たった一度きりの、あなただけの人生で、今日が一番若い日です。
人はなにものにでもなれる。今からでも。
行動をすることで豊かな人生を歩んでいきましょう。
以上、【ついていきたいと思われる ~リーダーになる考え方~】の紹介とMASAMIなりの一部要約でした。
本書は堅苦しくなく肩の力を抜いて読むことが出来ます。なので非常に読みやすい内容です。
本を読むことが得意でない人でもスラスラ読めてしまうでしょう。
それでは、またの記事でお会いしましょう。
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