空腹こそ最強のクスリ ~16時間断食によるオートファジー効果~

どんな本か下記概略となります。

  • 病気にならないための事前の対策を学べる
  • 老化の進行スピードを遅くする方法を学べる
  • 難しいことは一切ない健康法を学べる

本書は【オートファジー】という健康法について書かれています。現在では医学博士として大成功している方の著書です。

ノーベル賞で一時的に有名になった【オートファジー】について、詳細は別途説明しますが「そんなことして体に悪影響が出ないのか?」と疑問を持つ人も必ず出ます。

しかし、著者自身もこの方法でがんを克服し、ノーベル賞として表彰されるほどの内容になので、非常に信憑性があります。

成功者が地道にコツコツ取り組んだ健康法の答えを知ることが出来ますので、ぜひご参照ください。

※下記の注意点を必ずお読みください。

※本書を紹介するにあたり大前提のお話があります!!

こちらで紹介する内容は、【病気を遠ざける】方法であり、【病気を治す】方法ではありません。

現在病気の方は別の治療法となりますので、その点をご承知いただけたらと思います。

目次

1日3食は間違い

1.江戸時代~明治時代以降の習慣

いきなり身もふたもないけど、本質のような方法から説明します。

それは、ほとんどの日本人が当たり前のように実行している【1日3食】は間違いだということです。

「そんなことしたら餓死して死ぬよ!」「栄養失調で不健康になるよ!」という方が必ず出てくると思いますが、少し深呼吸をして落ち着いて本記事をお読みください。

まず、「1日3食」という習慣は江戸時代~明治時代以降の習慣です。

それまでの人類の歴史は縄文時代から計算したとして1万年になりますが、それまでは「1日2食」が当たり前の時代でした。

「1日2食」の時代では、現代病と言われる【糖尿病】や【肥満】や【高血圧症】のような病気はありませんでした。しかし、江戸時代あたりからここ数百年で大きな変化となっています。

これに対して【今の人類は食べ物を食べすぎている】と言っています。食べ過ぎによる体への様々な悪影響を、説明していきます。

MASAMI

いきなり【1日2食】と言われるとびっくりしますね!
私自身も「本当!?」と半信半疑でしたが、実際に実行したところ、余計な体重が減り肌つやが良くなり体調も良くなりました。私自身の体でも実証済みです。

2.腸・肝臓への負担

食べ過ぎることで腸と肝臓に大きな負担がかかることが判明しています。

普段何気なく食事をしていると感じることがないですが、内臓は24時間休まず活動しています。食べたものを消化する活動や、栄養素を分解して必要なものと不要なものを分ける活動、必要なものを吸収して不要なものを排出するという活動など、調べてみると休まず活動していることがわかります。

これを著者は【ブラック労働】に例えています。人間も休みなしで働き続けていたら疲労がたまり、風邪をひいたり体調を崩したりします。これは【内臓にも同じことが言える】のです。

空腹の時間を与える=労働でいう休憩時間のようなものです。休ませることでその部分の本来のパフォーマンスを実行できるので、人も同じです。

MASAMI

ブラック企業で働くことで体調不良によるうつ病や不眠、過食など様々な悪影響を及ぼすかたがほとんどです。自分の表面的な部分だけではなく、体の中身も重要な役割をしていると認識を持ちましょう。

3.加齢によるダメージの増加

20代のころに比べて30代や40代の人は「体がの調子が悪くなった」や「お腹が出てきた」という人がほとんどです。

これは、新陳代謝などを通して内臓が体に悪い物質を除去する力が弱くなっているからです。これは加齢と伴い衰えていく力なので、完全には防げないものです。

しかし、【加齢のスピードを遅くさせる】ことは誰にでもできます。10代、20代のころと同じ食生活を30代以降も繰り返していたら太っていく、体に悪影響を及ぼすことは目に見えています。

普段から【1日3食】という固定概念から、食べ過ぎによるダメージがあると気づきにくいのも事実です。しっかり覚えておくことで、加齢のスピードが大きく異なります。

MASAMI

私自身、体調には気を使っている方と断言できます。
何故なら、健康診断はほぼオールA(問題なし)で、BMIがほぼ理想の数値かつ腹囲が74cmです。実際30代でこの腹囲はかなり良い数値でしょう。少しですが、下記に今年の8月の健康診断内容を提示します。

空腹時間が大切

1.カロリー計算より【空腹時間】

そしてここからは対策方法になります。見出しにあるように【空腹の時間】がキーポイントとなります。

健康的に痩せること(ダイエット)、健康的な体重を維持にするにはカロリー計算よりも空腹時間を設けることが大切です。下記でその理由を説明しますが、あれこれカロリー計算をして万全なカロリー管理をして、も結局は空腹時間を設けないことには内臓が休まないことにつながるからです。

内臓を休めないことで、余分な部分を消化する機能が落ちて結果的に良い方向には進みません。

あくまでも【空腹時間】を設ける。これが重要になります。

MASAMI

私はカロリー計算をしたことがありませんが、カロリー計算を徹底している人は空腹時間を設けることで、より良い結果につながるはずです。
今まで継続してきた良い習慣がある人はぜひ継続してください。

2.【16時間の空腹】でオートファジー効果を発揮

いよいよ本題に入ります。【空腹時間】を設けることはわかりましたが、そこで重要なのは【16時間の空腹】ということが大切になります。

この【16時間の空腹】を設けることで【オートファジー】という効果が体の中で発生します。

この【オートファジー】が本書で一番伝えたい内容となります。それは次のような内容です。

【オートファジー】は細胞内の老廃物や有害物質、正常な組織などをすべて回収・分解し、リサイクルして新しいものに作り変えます。つまり【オートファジー】とは、細胞の恒常性を保つ働きです。

恒常性とは、常に同じ状態でいるようにキープする力のこと。細胞内の恒常性が保たれると、細胞は常に元気な状態を維持することができます。

「オートファジー」が細胞内の恒常性を保つことで、私たちは年齢を重ねても若々しく元気でいられるのです。

有害物質が発生すると排除する働きもあるので、「オートファジー」は細胞1つひとつの免疫機能とも考えられます。

MASAMI

要するに空腹を設けることで健康的な体になるということです。
実際に食べ物が豊富になり餓死する人は減り平均寿命が伸びましたが、不健康により健康寿命が平均寿命と乖離していることが日本の現状になっています。周りを見るとよくわかります。

睡眠時間を組み込む

1.睡眠時間を空腹時間に含めてOK

「健康方法は理解したよ!でもそんなの食いしん坊の自分には無理だよ!」という声が聞こえてきそうですが、そんな方に朗報です。

【16時間の空腹】というと絶望を感じる人もいますが、なんと【寝ている時間もカウントしてOK】ということです。

つまり、夜8時間睡眠を設ける場合は寝る前の4時間および、起床後の4時間は何も食べないことでこの【オートファジー】は成り立つのです。

そのように考えると気軽に取り組めるでしょう。最初から無理と決めつけずにチャレンジすることが大切です。

行動するものと行動しないもの。ここに成功者とそうでない者の大きな差が出ます。

MASAMI

頭ごなしに否定せずに、やり方を自分なりに考えて実行すると良いかもしれません。何事もチャレンジです。自分に合わなかったとしても大きな損失はありませんので、成功者の助言に耳を傾けてみましょう。

2.それ以外の時間は【自由】

そしてこの【オートファジー】を実行するうえでもう一つ朗報です。

なんと、この空腹時間以外は【何を食べてもOK】です。著者はこんなにも救いの手を差し伸べています。

何度もお伝えしていますが、大切なのは【空腹時間を設けること】。これに尽きるのです。

なんとなく「自分でも出来そう!」という気がしてきますね。これならゲーム感覚で気軽に実行できるはずです。

MASAMI

なんだか自分に枷をかけるゲームみたいです。【低レベルでクリア】や【初期装備でクリア】など、それ以外の項目を自分なりに駆使して達成感を出すやり方ですね。空腹時間を自分なりに工夫しましょう。

困ったら【ナッツ】

1.素焼き・味付けなしが条件

【1日3食】を継続して数10年たった今、いきなり【16時間の空腹を設ける】と言われても実行することが難しいのも一つの事実です。

そんな中で、なんとこの【空腹時間】に食べてよいものがあります!!【空腹時間を設けること】が非常に大切な中で、一つだけ食べてよいものがあると言われると、どれだけなものか気になります。

その答えは【ナッツ】になります。【ナッツ】は健康に良いと聞いたことがある人がほとんどです。ですがその理由をはっきりと説明できる人は少ないです。この【ナッツ】の素晴らしい効果について次の項目で説明します。

その答えは【ナッツ】になります。【ナッツ】は健康に良いと聞いたことがある人がほとんどです。ですがその理由をはっきりと説明できる人は少ないです。

この【ナッツ】の素晴らしい効果について次の項目で説明します。

※味付きのナッツは不可です。味付きは塩分・糖分の過大摂取になってしまいます。

MASAMI

高カロリーだから食べ過ぎは注意とかよく聞きますが、空腹時間の中で食べても良いとはゲームに例えるとチートアイテムみたいなものです。それだけ健康を促進することに役立つ【ナッツ】の素晴らしさを説明します。

2.不飽和脂肪酸について

それでは、空腹時間中に食べることが唯一許されている【ナッツ】について説明します。

ナッツには不飽和脂肪酸がたくさん含まれています。この不飽和脂肪酸を簡単に説明すると、血圧やコレステロール値を下げる働きをします。

また、この不飽和脂肪酸については体内で作ることが出来ない成分なので食べ物から摂取する必要があります。さらにこのナッツはなんと、オートファジーの効果を促進する働きがあります。

良いことづくしの【ナッツ】なので、困ったら【ナッツ】を食べましょう。

MASAMI

私は昼食の代わりにナッツを食べています。
腹持ちも良く、空腹を感じませんのでおすすめです。

調整テクニック

1.スタイル別の取り組み方

さて、【オートファジー】の効果と食べ物についても理解しました。

しかし「時間の関係で上記のようなスタイルは無理だ!」という方にも日中にできる方法があります。

一例になりますが、朝6時に朝食、夜22時に夕食というスタイルです。これで【1日16時間の空腹時間】をクリアできます。

日中の仕事の時間が多い方や睡眠時間があまり取れないという方にも可能な方法です。

MASAMI

私は朝食を食べないとぼーっとしてスイッチが入らない人間です。
車の運転もするので朝食は必ず摂取しますので、私はこのスタイルに近い生活をしています。

2.筋トレによる筋肉の維持

【1日3食】から【1日2食】にすることでデメリットもあります。それは筋力の低下になります。

摂取量が少なくなる分、筋肉に蓄えられる量も必然的に少なくなります。しかしそれを解決する方法として軽い筋トレを実施することを推奨しています。

ボディービルダー等、筋肉を職業としている方からしたら死活問題ですが、ほとんどの人は日常生活を送る分の筋肉量があれば問題ありません。

階段を歩いて昇降する、移動はなるべく歩くといった日常に軽い運動を取り入れましょう。

MASAMI

私も週一ですが軽い運動?をしています。
ダンベル20kg×2を用いてダンベルプレス20回×3セット
懸垂を順手、逆手で各10回×1セット
子ども(15kg)の高い高いを5回×3セット
下半身の強化が足りない!!という突っ込みは無しでお願いします。笑

食べ過ぎによる大きな悪影響

1.【糖】がもたらす毒

糖質は適度に摂取することは大切ですが、摂取しすぎると麻薬のような存在になります。

糖を摂取することで脳内分泌物である【ドーパミン】や【βエンドルフィン】のような幸せホルモンを促進する効果があります。

適度に摂取することは体の組織を保つうえで必要な物質となりますが、摂取しすぎによる悪循環の例として【ストレスが溜まる】→【糖を摂取して解消】をループして糖質過多になります。

糖は主に白米、小麦粉、砂糖に多く含まれており、過大摂取することで短期においては血糖値上昇による眠気の誘発、長期においては様々な病気を誘発する働きがあります。過大摂取をしないように心がけましょう。

MASAMI

よく【糖質カットのダイエット】のように極端なダイエット方法があります。説明したように、必要な分を摂取することは大切です。糖質をカットした分の代わりに【脂質の過剰摂取】等につながるので、極端な手段をとる方法はNGです。

2.脂肪肝について

糖を過大摂取すると様々な病気に促進します。

余分な糖に関しては肝臓に中性脂肪として蓄積されてしまうことで、【脂肪肝】という状態になります。

この【脂肪肝】というのは日本人の3~4人に1人いると言われており、従来は軽い病気として扱われていたものですが、ここ数年でこの脂肪肝が【肝硬変】や【肝臓がん】という命に関わる病気へと進行する可能性が高いことが判明しました。

日常的に摂取しているものを過大に摂取することで、病気になるという事実を認識しましょう。

MASAMI

日常的に食べているものが我々の体に悪影響を及ぼす可能性があります。何事も【やりすぎは良くない】といいますが、まさしく食べ過ぎも良くないということです。

3.糖尿病について

糖の過大摂取により【糖尿病】の発症にも促進します。

糖尿病は誰もが聞いたことがあると思いますが、日本人の6人に1人の割合と言われています。

糖尿病事態が大きな害をもたらすのではなく、糖尿病により合併症のリスクが上昇します。簡単に言い換えるとほかの重たい病気である【心筋梗塞】や【認知症】の病気を促進させてしまうことになります。

ここまでの話を聞くと「糖質は非常に怖いものだ!糖質は極力摂取しないようにしよう!」と思ってしまう人はお待ちください。

何事も【過剰に摂取】することは良くないですが、【適度に摂取】は生命を維持する上で必要です。

そしてこの本の本質に戻りますが、【糖質制限】ではなく【空腹時間】を設けることが大切です。

MASAMI

私の母の家系は糖尿病の発症率が高いです。対して父方はそのような病気に掛かった人はいません。調べてみると、母方は割と裕福な家庭で昔から食事に困らなく、父方は貧乏な家庭で食事において贅沢な暮らしが出来ていませんでした。(4~50年前の話になります)それだけ【人は食べたもので出来ている】ということがわかります。

空腹により病気を遠ざける

1.がん

オートファジーによりがんを遠ざけることが出来ます。

糖尿病や肥満によってがんの発症が促進されてしまいます。

これまでの内容を読んでいただければ【空腹時間】を設けることで、様々な病気の発症リスクから遠ざける健康な体になることがわかりました。

ある日突然病気になるのではなく、毎日の蓄積が大切なことを認識しましょう。

MASAMI

日本人のがんの発症率は年齢とともに上昇傾向にあります。
それだけ日々の生活習慣の積み重ねが大切なことがわかるでしょう。
自分の体は替えがありませんので、大事に扱いましょう。

2.高血圧症

オートファジーにより高血圧症を遠ざけることが出来ます。

高血圧症は血液がドロドロになり、その血液を全身に送るために心臓に負荷がかかり心臓に筋肉がついて大きくなり、血管も太く硬くなることで動脈硬化を促し、最終的に【脳卒中】【心筋梗塞】【腎臓病】といった命に関わる病気を促進してしまいます。

塩分の過大摂取には十分注意しましょう。

MASAMI

食事に限らず普段から運動を心掛け、肥満にならないことや大きなストレス、疲れを発生させないことが大切です。

3.認知症

オートファジーにより認知症を遠ざけることも出来ます。

それは認知症の原因の一つとして【酸化】が取り上げられています。例えば、リンゴを切ってそのままにしておくと切った部分の表面が茶色く変化していきます。

また、鉄が錆びてしまう現象。これが【酸化】という現象で、我々人間も【酸化】により体が衰える作りになっています。

オートファジーをすることで酸化の進行スピードを遅くできることと、上記で紹介した【ナッツ】を食べることで酸化スピードを遅くすることが出来ます。

それだけ【空腹時間】を設けることと、【ナッツ】を食べることが大切です。

MASAMI

認知症は妻の祖父が発症したと聞きました。
聞くところ相当苦労したそうなので、自分自身がならないようにする為にも普段の生活で健康を意識することが大切です。

4.老化

認知症の項目でも触れましたが、活性酸素は体を酸化させて錆びさせる効果があります。

すなわち老化を促進させる働きがありますので、これは可能な限り遠ざけたい内容です。普通の生活をしている状況下においても老化は避けられませんが【オートファジー】にて進行スピードを遅くする効果があります。

本当に魔法のような効果ばかりですが、こればかりは自分自身の体で体験してみないとわからないので、ぜひ実行してください。

MASAMI

上記でお伝えしていますが、【空腹時間】以外は何を食べてもOKです。
栄養が心配な方は2食において栄養を意識して摂取すると良いでしょう。
飢餓になることは絶対にありません。人類の歴史が証明しています。

まとめ

空腹における病気にならないための健康法などを教えてくれる内容でした。
健康は幸せのバロメーターに大きく左右するので、有効に活用することで人生の満足度も向上します。
これまで学んだことを実行すれば、あなたは健康における成功者の仲間入りです。

本書を読むことで人生の満足度が確実にアップし、自分の進む方向が見えてきます。
もしも今、下記のように思っている人はぜひ本書を手に取って実行してみてください。

・最近健康診断の結果が悪くなってきた。
・同年代と比較して若々しくありたい。
・誰にでも無理なく実行できる健康法を知りたい。

MASAMI

どんな状況からでも人生は必ず良くしていけます。
たった一度きりの、あなただけの人生で、今日が一番若い日です。
人はなにものにでもなれる。今からでも。
行動をすることで豊かな人生を歩んでいきましょう。

以上、【空腹こそ最強のクスリ ~16時間断食によるオートファジー効果~】の紹介とMASAMIなりの一部要約でした。本書は健康法について細かく説明しており、誰にでも無理なく実行が可能で、非常におすすめ出来る内容です。
医者が研究を重ねた結果を有効に活用し、幸せな人生を歩み成功者の仲間入りをしましょう。

それでは、またの記事でお会いしましょう。

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