「夢をかなえるゾウ1」　～日本一読まれている自己啓発小説～

どんな本か下記概略となります。

先にとても重要なことをお伝えします。

本書を既に読み終えて「夢をかなえるゾウを読んだけど夢かなわないじゃん！」という人がいます。
その理由としては、ガネーシャの教えのみに集中して、気が付いたら教えを継続していないからです。

本書はうだつの上がらない凡人と、夢をかなえる為の教えをするゾウ(ガネーシャ)との対話形式です。
ガネーシャのアドバイスを実行する前に、言い訳ばかりをする主人公の言葉にこそ凡人の鉄則があります。
凡人の特徴を理解することで初めて、ガネーシャの教えが発揮されることになります。
アドバイスばかりに意識を向けず、主人公の反対の行動をすることで成功への道が開けます。

成功できない凡人の特徴

1.秘訣とコツを求める

凡人の絶対たる特徴があります。それは近道となる秘訣とコツを求めることです。
それとは逆に成功者が必ずと言っていいほど共通するものは近道ならぬ地道です。
成功者に対して「成功する秘訣やコツってありますかね？」と聞かない方が良いです。
成功者からしたらこいつなめているなと感じるでしょう。

質問する際には、「成功するまでにどのような積み重ねを継続してきたのでしょうか？」
是非このような質問に言い換えましょう。

本書の主人公も、ガネーシャから地道な教えをされたときに、「そんなのはいいからもっとこう、
働かなくてもお金を稼げるとか、お金に働かせるとかそういうものはないの？」と反論します。

それに対してガネーシャは「そんなものはお前の本棚に既にあるし、付箋も張っているじゃん」
そのように述べました。主人公は確かに・・・と言葉を失いますが、これが本質をついています。
秘訣やコツを求めておいて、結局は行動をしないことで成功していないということになります。

2.人の意見を聞かない

二つ目の特徴として、アドバイスを受けたうえで反論します。
成功者のアドバイスに対して、「でも～といる理由で出来ませんよ。自己流で行きます。」
何を勘違いしたのか？せっかくのアドバイスを実行しないのです。

どうして成功者のアドバイスを、成功していない人間が反論して教える側に立とうとするのでしょうか？
成功したいから成功者のアドバイスを聞いているはずです。
不思議なことに、言い訳を述べて自分には向いていない、出来ないからと実行しません。
このような人はあなたの周りに必ずいると思います。その人を反面教師としましょう。

成功者は地道なことを継続して成功しているのですから、誰にでもできることをアドバイスします。
それは華やかなものではなく、凡人にとっては本当に地道なものだからやる気が起きないのでしょう。

答えは出ております。必ず成功者の意見を参考にし、実行しましょう。

3.結局行動しない

凡人の3つ目の特徴として、とにかく言い訳をしたうえで行動しません。
せっかく成功者が凡人に対してアドバイスをしてくれたにも関わらずです。

皆さんの周りにもいますよね？
・資格所得するために参考書を買ったが、勉強せずに放置している
・資産運用の本を購入したが、証券口座の開設が面倒で実行していない
・出来ない何かしらの理由を述べて行動しない。

当ブログでご紹介した【バビロン大富豪の教え】でもありましたが、
行動したものと、そうでないものとの違いはその後の人生を大きく左右します。

仕事も、恋愛も、交友関係も、行動しないことには始まりません。
当たり前のことですが、つい忘れてしまう内容です。
しかし、これを乗り越えて行動に移すことで成功者への一歩が踏み出せます。

以上が成功できない凡人の特徴でした。
それを理解することで、はじめてこれから紹介する成功者の鉄則が生かされます。
長らくおまたせしました。それでは次項にてガネーシャの教えをご紹介します。

成功者の鉄則

1.靴を磨く

いきなり誰でも出来る内容が来ました。
「そんなことで成功できるのか？」という質問が出てきそうですが、凡人の特徴を理解したあなたなら
わかるはずです。先ほども述べました通り成功者と凡人の違いは近道ならぬ地道です。

靴を磨くことそのものに要点があるのではなく、誰でも出来ることを地道に続けられる人が少ないからこそ、
継続することで成功者への道が開けます。本書では【イチロー選手】を例に取り上げています。

誰もがご存じ野球選手のイチローさんは体、調管理のために同じものを淡々と食べ続けたり、
野球の練習後にみんながチームの仲間が帰ったあとも残ってグローブを磨いていたり、
誰にでも出来そうなことをずっと継続しているのです。
結局成功している人は地道にコツコツ継続しているからこそ成功している現状があるのです。

2.トイレを掃除する

あなたはトイレ掃除が好きですか？好きか嫌いかと聞かれたら、大半の人は嫌いかと思います。
しかし、ほとんどの人がやりたがらないことをやることが成功者の鉄則となります。

何故なら、成功者は人を喜ばせることが出来る人だからです。
そう。人生は人喜ばせ合戦です。人を喜ばせた人が成功者になります。

考えてもみてください。自分が嫌なことを率先してやってくれる人がいたらあなたはどう思うでしょうか。
・意地悪な客先との取引を代わりに対応してくれる
・自分が得意ではない業務を代わりに対応してくれる
・失敗したこと代わりに報告して責任を取ってくれる

そんな人がいたら「応援してあげたい！！」そんな思いになりますよね？
本書では【松下幸之助さん(panasonicの創業者)】を例に取り上げています。

松下さんは成功する前から毎日毎日誰よりも朝早く出社し、トイレ掃除をしておりました。
そんな姿をみた周りの人が、応援してあげたい、協力したい、ついていきたいという気持ちが出てきます。
周りの人を幸せな気持ちにすることが非常に大切です。

3.おつりを募金する

あなたは募金はお金持ちがするものだと思っていませんか？
「成功者はお金を持っているから募金できるのだろう！」そんな声が聞こえてきそうです。

ですが、お金持ちだから募金をしているではなく、募金をしているからお金持ちになれるのです。
先ほども述べましたが、人生は人喜ばせ合戦です。喜びを与える精神が重要です。
ほとんどの人が自分が欲しいという感情ばかりですが、先に喜びを与える人こそが成功します。
本書では【石油王ロックフェラー】を例に取り上げています。

ロックフェラーは大金持ちになる前から収入の10分の1を募金していたそうです。
信じられるでしょうか。大金持ちになる前からです。そのような精神だからこそ、成功者となりえたのです。
ほとんどの人がTAKEを求めるなか、圧倒的にGIVEを優先して人を喜ばせることで成功したのです。

4.笑わせる

笑わせるといっても、お笑い芸人のような爆笑王を目指せというわけではありません。
笑わせるとは、極論をいってしまうとただのサービス精神です。ですが思い出してください。
人生は人喜ばせ合戦です。笑いを取れるか取れないかということは重要ではありません。
笑いを取ろうというサービス精神が、人を喜ばせること、すなわち成功者への道に繋がります。
本書では【サウスウエスト航空の社長】を例に取り上げています。

サウスウエスト航空は飛行機の乗車席のエチケット袋にこのように求人広告を表示しています。
【吐き気のするような職場にはお勤めではございませんか？そんなあなたはサウスウエスト航空へ
是非ご応募してください。素敵な日々がおまちしております。】

ユニークな発想でとても面白いですね。
笑いを取れるかが重要ではなく、笑わせようという精神。これが非常に重要になります。
そしてそのような人には魅力を感じてしまいます。

5.ほめまくる

ほめられて嫌な人はいません。逆にあなたは人をほめているでしょうか。
人生は人喜ばせ合戦です。とにかく人の良いところをどんどんほめましょう。

あなたに対して嫌なことをいう人と、とにかくほめてくれる人がいたら、どちらと一緒にいたいと思うでしょうか。
当たり前ですが、ほめてくれる人と一緒にいたい、ついていきたいと思うはずです。
そのように周りをとにかくほめて信頼や人徳を得ることで、成功者への道が開けます。

6.身内を大切にする

自分を応援してくれたり支えてくれる身内を大切にしましょう。
何故なら、人は一人の力では限界があるからです。
そして成功者は周りの人と協力すること、チームで動くことで成功しています。
本書では「コカ・コーラの社長とウォーレンバフェット」を例に取り上げています。

先に補足しておくとウォーレンバフェットとは投資の神様とも呼ばれている人物で、
コカ・コーラにおける大株主です。そんなバフェットに対してコカ・コーラの社長は毎日電話しているそうです。

同業他社に対しての悩みや相談等、連絡を取って相談し、日々感謝していることを続けています。
自分を支えてくれているバフェットを大切にしている。という精神が成功者としての在り方です。

7.まず、やめる

人生は誰もが同じ時間との闘いをしています。
誰にとっても1日は24時間です。そういった中であれもこれもと予定を詰め込むとパンクします。
成功するために、色々とやれることを探しては詰め込みを繰り返してはいけません。
本書では「ケンタッキーの創業者　カーネル・サンダース」を例に取り上げています。

カーネル・サンダースは飲食店を経営していた時に、色々な商品に手をかけていましたが中々ヒットする商品がありませんでした。しかし、その中でも売り上げが高かったフライドチキンに力を注ぐべく、他のほとんどの商品の販売を中止にしたそうです。そして今、誰もが知っているケンタッキーという名のもとに大成功しています。

何かを始めるには何かをやめるということが時間を有意義に使用でき成功者への道が開けることになります。

8.鏡を見る

人は見た目でほとんどの印象が変わります。
通勤電車にヘルメットを被って上半身裸でバットを持っている人がいたら危険だと思いますよね。
逆に姿勢が良くてスーツやネクタイがピシっとしていて靴もピカピカのビジネスマンがいたら、
「この人は仕事が出来そうだ。人生成功してそうだ。」そう思うはずです。
本書では「ナポレオン・ボナパルト」を例に取り上げています。

かの有名なナポレオンの名言として「人は来ている服どおりの人間になる」という言葉があります。
当時で言い換えれば軍人の恰好をしていれば軍人になるし、市民の恰好をすれば市民となる。
スーツをきれいに着こなせれば出来るビジネスマンに、ヨレヨレのネクタイにしわだらけのスーツを着れば
出来ないビジネスマンとして見られる。自分自身もその格好どうりの人間になるということです。

9.自分の得意を人に聞く

皆さんは自分の得意はご存じでしょうか。
自分のことは意外と自分では気づけないものです。自分では当たり前のようにやっているが、周りから称賛されていたり、凄い人と思われていることがあります。それは別の記事でも述べた【30代を無駄に生きるな】と共通します。

自分がやりたいことと、得意なことは異なることが大いにあります。
やりたいことをやるのも良いですが、やりたいことをやることと得意なことをやることの、どちらが人を喜ばせるかを調べてみることをおすすめします。それは成功者への道へ進むヒントになります。

10.応募する

最後の項目となりました。
色々学んだことは良いことですが、実行しないことには成功者への道は開けません。
結局実行しない、継続しないでは、成功者になれず凡人としての人生を歩みます。

とにかく周りの人に宣言してみましょう。
自分は会社の社長になる。億万長者になる。不労所得で生活する。なんでも良いです。
そうやって宣言することで、自分自身もその方向へと進む準備が整っています。

そうしたら後は、ひたすらコツコツ地道に継続することです。
これまでの成功者の鉄則を学んで、それを忘れずに継続して実行していればあなたは成功者の仲間入りです。

まとめ

成功者への鉄則や凡人の特徴を伝えてくれる内容でした。
本書は累計400万部も読まれている超人気小説です。それほど大切なことが書かれています。
これまで学んだことを実行すれば、あなたは成功者の仲間入りです。

本書を読むことで人生の満足度が確実にアップし、自分の進む方向が見えてきます。
もしも今、下記のように思っている人はぜひ本書を手に取って実行してみてください。

・うだつの上がらない毎日を過ごしている。
・堅苦しくない内容の自己啓発本を探している。
・成功者の偉人伝を知りたい。

以上、【夢をかなえるゾウ1】の紹介とMASAMIなりの一部要約でした。
本書はシリーズ0～4まで出版されています。今回紹介したのはシリーズ1となります。
本書はもちろん本書以外も気になる方はぜひ購入してください。
それでは、またの記事でお会いしましょう。