どんな本か下記概略となります。
- お金の増やし方についてを学べる
- 沢山のお金について書かれた本を1冊で効率よく学べる
- 図を用いた説明が多いので、誰にでも簡単に学べる
本書はお金の本で多くの著者が共通して発信しているお金を増やすポイントに重点を置いてが書かれています。
沢山のお金のベストセラー本の中で共通して書かれている内容を抜粋しているので、この本1冊で投資について沢山の基本的な部分を学ぶことが出来ます。
これを学ぶことでお金に困らない日々を過ごせるようになります。成功者はどのようなお金の習慣を送っているか学べる本ですので、ぜひご参照ください。
本当に大切な8つのルール
1.【分散投資】でリスクを減らす
堂々の1位に輝くのは【分散投資】であり、これは100冊のうち47冊に共通して書いてあります。
投資の世界は勝つことよりも負けないことが大切なので、いかにリスクを減らすかが大切です。
分散といっても色々あり、資産と銘柄と地域の分散方法があります。
資産と銘柄は国内および海外株式や債券、不動産コモディティといった沢山の投資先に分散することに加えて1社に集中して投資するのではなく、まんべんなく複数の企業に分散投資する方法です。
地域は日本国内に限らず海外の先進国や新興国など幅広く分散投資する方法であり、世界の株式市場を丸ごと買うことです。
世界の人口は増え続けているので、必然的に世界の経済も成長します。
半数近くの著者が分散投資を推奨しており、それだけ間違いない投資方法と言えます。しかし、ただやみくもに分散投資するのではなく自分自身にはどれくらい分散することが最適かよく考えて投資を実行しましょう。
2.【投資信託】で手堅く運用する
投資信託とはその名の通り、投資のプロに資産を信じて託す投資方法です。
その中で大切なのはアクティブファンドよりもインデックスファンドに投資することです。
投資の世界では銘柄を沢山入れ替えるほど成績が悪くなる可能性が高くなりますので、市場全体を購入することシンプルなやり方を実行して少ない手数料で高い成績が出来ます。
そして投資信託を選ぶ際は「毎月分配型」ではなく「再投資型」を選択することが大切です。
何故かというと、複利の効果を最大限活用できるからであり投資の世界ではこの複利が大きな力となるからです。
また投資信託は小さな金額で分散投資が可能であり、投資を始めたばかりの初心者の人でも毎月1000円ずつ積み立てて投資の世界を知る良いきっかけにもなります。
慣れてきたら上場投資信託であるETFを購入する等、自分に合う投資方法を見つけましょう。
私自身も初めての投資は投資信託でした。何も考えずにひたすら月3万円を積み立てて、気が付いたらアベノミクス効果で大きな資産を得ており、その利益でレーシック手術を受けた時の喜びは今でも鮮明に覚えています。
3.【無駄な支出】を今すぐ減らす
ほとんどの人は自分が何にいくら使っているか把握していません。
お金を増やすには現状の出費を把握しつつも、出費が減らしやすい固定費から減らすやり方が良いです。
また、人間の欲には際限がないので極力「欲しいもの」ではなく「必要なもの」を買う癖をつけましょう。
節約ばかりでつまらないと思いそうですが、本当に欲しいと思ったら1週間待ち、それでもほしいと思ったらもう1週間待ち、それでも欲しい気持ちが続けば、時間が経過しても欲しい気持ちが無くならないほど大切になるので購入することで幸福度も上昇します。
そして貯蓄や投資分のお金を先取することも大切であり、先述した通り人間の欲には際限がないのでお金を先取りすることで必然的に先取したお金は残り、それ以外のお金で生活をするので資産は増える一方です。
先取貯金が難しいと言われるのは最初だけです。給料の振込先を数万円別の口座にすることや、クレジットカードや銀行から自動で引き落として投資信託を購入する設定を一度設定すれば何もしないで資産は増えます。
4.老後資金は【iDeCo】で増やす
iDeCoには3つの税制優遇があります。
1つ目は掛け金額が所得控除の対象になることで、所得税と住民税が節税できるようになります。
簡単な計算式でいうと、毎月1万円を掛け金として税率を所得税(10%)、住民税(10%)とすると年間2.4万円の税金が軽減されます。【計算式:1万円×12カ月×10%×2(所得税と住民税)】
2つ目は運用で得た利益が非課税で受け取れることで、これはNISAと同様に非課税で再投資が可能です。
3つ目は受け取るときは一定額まで非課税で受け取れることで、こちらは計算式が非常に複雑なので詳細は割愛しますが、【退職所得控除】と【年金】として分割で受け取る場合は【公的年金等控除】が適用されて税負担を軽くすることが可能です。
以上3点のメリットがありますが、良いことばかりではなくデメリットの理解も大切です。
デメリットとして、60歳までは基本的に受け取れないことと、加入者が死亡した際はそれまでに積み立てた分を一時金として受け取れますが、申請しないと支払いされないので必ず覚えておく必要があります。
人によって掛け金が異なること、投資先は自分で選ぶ必要があることなど最初は理解しにくい部分もありますが、一度覚えてしまえば簡単です。国が推奨している制度をフルに活用しましょう。
5.【売り時】は先に決めておく
マネー本の多くの著者が「買いより売りが難しい」と述べていますが実際にその通りです。
なぜなら「もう少し待てばもっと儲かるかも」「もう少し待てば損失が少なるかも」と売るタイミングによって運用成績が悪くなることがあるからです。
まず損切は早めに決断をすることが大切で、人間は心理的に「得」をする喜びよりも「損」をする嫌な気持ちの方が大きく出ます。
そのように損をしたくない気持ちがどんどん膨れて最終的に塩漬けといった売りたくても売れない状態になってしまいますので、投資を始める際に●●%損失が出たら売却するといったルールを決めることが大切です。
また、お金を増やすことは目的ではなく何かを実行または得るための手段です。
大切なのは売却して得た利益で何をするかを明確にしないといつまでたってもお金を増やし続けるゲームになってしまいますので、本当に必要なモノを買うときや目標額に達したら欲を持たずに売却することです。
たった数%の利益だとしても、それは投資で得た素晴らしい不労所得ということを忘れてはいけません。
目的がないと売り時がわからなくなり、なんのために投資をしているかわからなくなります。なので「会社に縛られないお金を持つ」や「家を購入したいのでほぼ無借金で購入するまで貯める」といった投資をする明確な理由と目標を持つことが大切です。
6.【リスク】は恐れ過ぎず取り過ぎない
投資においてリスクの幅を調整することは出来ますが、予測は誰にもできません。
なので投資を始める前に必ず自分が許容できるリスクの範囲を決めることが大切で、これを決めておかないといざ損失を抱えたときや暴落の際にパニック売りをしてしまう恐れがあります。
ただし許容できる範囲の中で最大限のリスクをとることは良い考えであり、なぜなら投資の世界ではリスクとリターンは表裏一体なのでリスクをとればより多くのリターンを得ることが出来ます。
そして別のリスクとして生活資金は投資に絶対に回さないようにしましょう。
投資で生活が破綻していたら本末転倒であり、それは投資ではなくギャンブルになります。
生活費の3カ月~1年分の貯金は常に手元にあると、まとまったお金が必要になった場合でもカバーできるすので自分自身で心地よいリスクを取りましょう。
私自身は100万円を常に手元に残しておくことを徹底していまして、その理由は100万円あれば有事の際にほとんど対応できるからです。必要になったらその都度取り崩して使いたいモノにお金を使います。余談ですが最近では前からやりたかった脱毛に20万円必要なので、一部投資を取り崩しました。
7.【持ち家】のメリットとデメリットと住宅ローン
持ち家か賃貸かといったメリットとデメリットは永遠の課題なので詳細は割愛しますが、もし持ち家を購入する際はリセールバリューが大切です。
ほとんどの人はそのような家を購入できませんが、土地の価格が今後もなるべく下がらないor今後は上がるだろうと予測できる場所での購入をすることで売るときに高く売れる可能性が上がることになります。
また、ほとんどの人にとって住宅は人生で一番大きな買い物になりますので、無理のない返済プラン(固定or変動)を自分自身で何度も何度も考えてから実行に移すことが非常に大切です。
「固定金利より変動金利の方が安いから」というただそれだけで決断するようなことは絶対にしないでください。
どちらも借金をすることで金利を払うことになりますが、両者の特性をしっかりと理解してローンを組みましょう。
私の場合は義父母、我々夫婦、子2人の家族構成なので2022年の5月に家を購入しました。住宅ローンはフラット35で固定金利を選択しまして、その理由は【毎月決まった額を淡々と返済していく】ということが私にとってストレスがかからず無理のない返済プランだと決断したためです。
8.生命保険は【正しく】加入する
ほとんどの日本人は「沢山の保険に加入しすぎ」と沢山の本で書かれています。
人それぞれ異なりますが、自分が亡くなった際に残された人が困ってしまわないための生命保険や、車の運転で万が一他人を事故に巻き込んでしまった際の自動車保険(任意)や、家が火災で損害を得たときに大きな損害を防ぐ火災保険といった、本当に必要な保険を選択して加入するべきです。
上記で述べた3つの保険が本当に必要な保険に該当しており、それ以外の保険は不要という方もいます。(一人暮らしで自分が亡くなっても困る家族がいない人は死亡保険すら不要です。)
なぜなら、日本の公的保険は非常に手厚い保険となっているからであり、詳細は割愛しますが民間の保険ではカバーしきれない保証が沢山あります。(高額療養費制度、障害保険、遺族年金等)
また、保険には「貯蓄型保険」というものがありますが、そちらは純粋な貯蓄と比較して利回りが低く手数料が高い商品となっていますので、貯蓄は貯蓄、保険は保険と割り切って別ものとして考えましょう。
「なんとなく不安だから」という理由で保険に加入するのはやめましょう。保険は毎月or毎年かかる固定費となるので大きな支出になります。本当に必要な保険だけに加入し、後は投資か自由に使えるお金に回しましょう。
効率よくお金を増やす方法
1.お金が欲しければ投資をする
現代では労働のみの収入ではお金持ちにはなれない世の中です。
一昔前と異なり銀行は非常に金利が低くインフレも重なり、むしろ銀行に預けているだけは価値が下がる時代です。
また、フランス人の経済学者【トマ・ピケティ氏】によると18世紀まで遡りデータを分析した結果「r(資本収益率)は年間4~5%成長しているのに対して、g(経済成長率)は1~2%程度しか成長しない【r>g】という不等式が成り立つ」といった主張をしています。
これは簡単に言うと株式や不動産からの収益は労働が生み出す収益よりも高いということになり、投資をしないと損をするということになります。
そして日本人の寿命が延びている今こそお金に働いてもらうチャンスであり、時間を有効活用して長期間で資産運用を実施して老後を豊かにすることは誰にでも可能なのです。
一昔前のお金持ちは親からの財産を引き継ぐといった元々お金持ちの家庭がそのままお金持ちでしたが、今は事業や投資で成功して1世代で大金持ちになる人が増えていますので、お金持ちになるために投資をすることが必然になるでしょう。
2.NISAで運用益を非課税にする
iDeCoの項目でも触れましたが投資の利益には税金が発生します。
しかし、NISAを活用することで利益を非課税で受け取ることが可能で、これがどういうことかというと仮に利益が1000万円出た際に通常では約20%の税金が引かれてて手元に残るお金が約800万円となりますが、NISA口座で得た利益はそのまま1000万円が手元に入る形となり、200万円もの差が発生します。
2024年からNISAの制度が変わり【成長投資枠】と【つみたて投資枠】でそれぞれ年間360万円、合計1800万円の最大投資枠があり、これまでは非課税期間が定められていましたが恒久化されました。
これは投資家にとっては非常に大きな出来事で大きな資産を得るチャンスであり、投資をする人と投資をしない人でお金の格差社会がますます広がることにもつながります。
国が推奨している制度かつ、つみたて投資枠に登録されている銘柄は一定の基準を満たす厳選された投資信託なので詐欺まがいの投資信託に加入することも避けられます。
増税ばかりで給料が上がらないと騒がれている世の中ですが、新NISAは投資家にとって非常にありがたい制度です。少しでも利益を増やすためにNISAは最大限活用しましょう。
3.【複利の力】でお金を増やす
投資の世界では複利の力が最終的な利益に大きく左右してきます。
そのため長期運用で複利の効果を味方につける投資方法が最適であり、複利は預ける期間が長いほど雪だるま式に資産が増えていくので早く始めるほど効果を発揮します。
またマネー本でよく話題になるのが【72の法則】と言われる計算式があり、これは複利で投資した場合に投資の元本が2倍になる年数を表すことで、【72÷金利=元本が2倍になる年数】となります。
例えると年利4%の複利の投資信託などに1000万円を預ければ、18年で2000万円になるという計算です。
このようにただ預けるだけで複利の効果で資産が増えていく単純なことですが、かの有名な【アインシュタイン】は「複利は人類最大の発明だ」と述べています。
投資の神様【ウォーレン・バフェット】も複利に対して魔法と述べており、この複利がいかに大きな存在かということを証明しています。
短期の目線では複利の効果が薄く感じますが、数十年と時間を味方につけるととんでもない力を発揮します。投資は早く始めるほど大きな収益を得るチャンスがありますので、迷っている人は今すぐ行動しましょう。
4.【キャリアアップ】で収入を増やす
20代、30代のうちは投資で稼ごうというよりも、働いてお金を増やすことに力を入れるべきです。
なぜなら社会に出て数年ではまとまった資金がないので投資でも大きな利益を出すことは難しく、投資の世界では元本が多ければ多いほど利益が出るので種銭が必要になります。
資格などで専門性を高めて自分の価値観を上げることや、転職にて現状よりも条件の良い会社に転職することで毎月の収入を増やすという選択肢も常に視野に入れるべきです。
ほとんどの人は投資だけでお金持ちになるのではなく、事業や仕事で成功して大きなお金を手に入れそのお金を投資に回してよりお金持ちになる道を歩んでいますので、若いうちは特に収入を増やすことに力を入れましょう。
私自身、1社に15年勤めましたが収入とキャリアアップのために転職しました。おかけでより資産が増えることになり満足しています。また若いうちに沢山資格を取ることをお勧めします。専門性を上げて自分自身の価値を上げることで、会社や周りの人から重宝されます。
知らないと損をする
1.最後は【自分の頭】で考えて決断する
投資はお金持ちになる大きな魅力と可能性を持ち合わせていますが損することもありますので、最終的には自己責任の世界になります。
後悔しないためにも「銀行や証券会社の言いなりにならない」や「証券会社の宣伝に騙されてはいけない」など、【金融機関の人の話を鵜呑みにしないように注意する】ことが大切です。
彼らは悪気が無くても自分たちの給料や収入をアップさせるために手数料の高い商品を進めており、これはお金を稼ぐ本質なので誰が悪いということではないのですが、そういう世界が現実です。
そのため投資をするときは自分の頭でよく考え理解できるものに投資をすることと、他人の意見だけで決めないことが大切です。
投資は人生と同じく長い期間実施するものです。他人の意見で長い期間働く会社を決める人はほとんどいません。投資も全く同じことが言えるので、自分が納得できる投資先を見つけてそこに資産を任せましょう。
2.お金の勉強は不可避
お金の勉強は一生必要です。
なぜならそれぞれの時代でお金の増やし方、貯め方、稼ぎ方、使い方、守り方が異なるからです。
仕事もやればやるだけ身につくことと同じく、お金の勉強もすればするほど身に付きます。
貯蓄、投資、保険、年金、住宅、相続、税金、会計、法律など一度に全てを覚えようとすると大変ですが、自分に関係性の高いものから学ぶことで資産を増やすきっかけにもなります。
会社に投資をすることも資産を得るために大切ですが、自分自身に投資することも忘れてはいけません。
あなたの周りのお金持ちを見てください。彼らは皆すべからく勉強しているはずです。金融は非常に公正な市場なので勉強すれば勉強するだけリターンが返ってくる仕組みなので、知識武装をしましょう。
3.今すぐに行動する
ここまで学んで来たらあとは行動するのみです。
時間を味方につけることで複利の効果を最大限に得られることを理解したので、今すぐ投資をすることで大きな利益を生むことが出来ます。
また市場はいつも上昇していおり、かつての大暴落である世界恐慌、ブラックマンデー、リーマンショック、コロナショックという場面を過ぎれば暴落前よりも高値を更新しています。
若いうちに行動することで投資の世界での経験を積むことが出来るのですぐに行動することは良いことばかりです。
今すぐ行動することであなたは【お金に困らない人生】という素晴らしい人生を歩むことが出来るでしょう。
成功者は必ず行動をしています。沢山のインプットをしてもアウトプットをしないことには結果は出ませんので、学んだことは最大限活用してください。そうすることであなた自身の人生も必ず上手くいくでしょう。
まとめ
【沢山のお金の本の中から抜粋した重要なポイント】を教えてくれる内容でした。
ほとんどのことはお金で解決する世の中なので、有効に活用することで人生の満足度も向上します。
これまで学んだことを実行すれば、あなたは人生における成功者の仲間入りです。
本書を読むことで人生の満足度が確実にアップし、自分の進む方向が見えてきます。
もしも今、下記のように思っている人はぜひ本書を手に取って実行してみてください。
・お金に関する本を沢山読むのは大変なので重要なポイントを知りたい。
・お金の増やし方について学びたい。
・ひたすら文字を読むのは大変なので図を用いている本を読みたい。
どんな状況からでも人生は必ず良くしていけます。
たった一度きりの、あなただけの人生で、今日が一番若い日です。
人はなにものにでもなれる。今からでも。
行動をすることで豊かな人生を歩んでいきましょう。
以上、【お金の増やし方ベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた】の紹介とMASAMIなりの一部要約でした。お金を増やす大切なポイントについて細かく説明しており、非常におすすめ出来る内容です。日々の生活満足度を向上させるために有効に活用し、幸せな人生を歩み成功者の仲間入りをしましょう。
それでは、またの記事でお会いしましょう。
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