どんな本か下記概略となります。
- お金が少なくても幸せに過ごせる方法を学べる
- 嫌なことをしないで過ごす方法学べる
- 人生の選択肢は沢山あることを学べる
本書は収入が少なくても人生を楽しく過ごせる方法書かれています。
本書は【大原扁理】さんが書かれた本で、彼はお金が少なくとも幸せに過ごせる方法を見つけ出し、東京の多摩に住んでおり週2回の労働で、仕事もプライベートも毎日楽しく生活しています。
これを学ぶことで人生には色々な生き方があるということを学べ、一部真似をすることで幸せに過ごせるヒントが得られるようになります。成功者はどのような生活習慣を送っているか学べる本ですので、ぜひご参照ください。
幸せに過ごすために
1.実感を大切にする
著者の大原さんは、実感を大切にした結果今の生活に落ち着いています。
彼は東京の多摩に家賃2万5千円のアパートに住み、週に2回だけ介護の仕事をしています。
普段は家にいることが多く、趣味は散歩と読書等、お金を使わないものが大半であり、出費がほとんどない状態です。
人によっては「つまんなそう・・・」と感じる人もいるかもしれませんが、何が幸せと感じるかは人それぞれであり、著者にとってはこの生活スタイルがとても心地よく、幸せとのことです。
お金をたくさん使うことが幸せと感じる人、家族や友人と過ごす時間が幸せと感じる人、夢に向かって頑張ることが幸せと感じる人など、人により価値観は異なり、これは当然のことです。
「社会人なら、このくらいの生活が当たり前」など言われても、そのような生活が合う人もいれば合わない人もいます。
なので世間の【当たり前】や【普通】を基準にするのではなく、自分の中で【楽しい】や【幸せ】と実感すること大事に生きることが大切なのです。
年収90万円、週2日の労働で、楽しく生きている著者は、まさしく人生を謳歌している状態です。
世の中には年収400万円だろうが、600万円だろうが、やりたくもない仕事をし、目が死んでいる人が沢山います。
年収は高ければ良いというものではなく、自分の心が豊かになる生活水準が大切だという、人生を楽しく生きるための本質的な部分を著者は理解しているので、正直偉人と肩を並べるほどの人物だと思います。
2.嫌なことをして死なない
今の仕事は【本当にやりたいことなのか】と問われたら、ほとんどの人は【イエス】とは言えず、なんとなく就活し、内定した会社の中から条件が良さそうなところを選択し、本当は自分がやりたいことが何なのか分からないと言うでしょう。
しかし安心してほしいのですが、全員が【自分の本当にやりたいこと】を理解しているわけではありませんし、わからない人の方が多いのです。
自分の本当のやりたいことは、もしかしたら一生見つからない可能性もありますし、【好きなことで生きていく】を目標にすると、続けているうちに本当に好きなのかが分からなくなり、人生の選択肢に迷い込んでしまうこともあります。
人生にはいつか決断しなくてはいけない時期が来ますので、そのようなときは【やりたいこと】を無理に見つけるのではなく、【やりたくないこと】を選ばないことが大切です。
ほとんどの人にとって、やりたいことが分からなくても、【やりたくないこと】に関しては、すぐに見つかるものです。
例えば、転職活動するときに「次の仕事は何がいいか?」と考えても無限に選択肢があり、自分とって合う仕事かわからず困ってしまいます。
その場合、【これだけはやりたくない】というものを考えることが大切で、「接客業、土日出勤、ノルマのある仕事、夜勤がある仕事はやりたくない」など、自分な中で嫌なことを考えます。
すると選択肢が自然と狭まり、残ったものから「これなら続けられるかもしれない」というものを選ぶことです。
そうすることで、絶対に嫌なことを選択しませんし、やりたいことが決まっていなくてもストレスなく過ごすことができます。
人生の色々な局面で、完璧な選択をしようとすると思い悩むかもしれませんが、【嫌いなことで死なない】と考えることで、最悪の選択肢を選んで後悔するということにはなりません。
youtubeで良く聞く、「好きなことで生きていく」という加点方式と異なり、「嫌いなことで死なない」という減点方式で考えています。
これはストレス社会を上手に生きていくために、必須の考え方です。
この答えに達している人は世の中にそれほど多くないと思われますので、やはり著者の大原扁理さんは偉人だと個人的には感じています。
悩んでいる方は是非とも真似して実践すべきでしょう。
3.個性は日々の積み重ねから生まれる
世間では【個性】と聞くと、【人と違うことをすること】という風潮がありますが、そうではなくその本質は、【その人がその人である】ということです。
そのため、奇抜な格好や、変わった行動をすることで個性が得られると勘違いしている人が多くいます。
それの考え方は間違いで、個性というのは「人と違うことをしよう」と計画的に行動することでは生まれず、無理に人と違うことをしても、これは本当にやりたいことなのかといずれ無理が来ます。
個性とは、【自分】を毎日継続することで生まれるモノであり、【自分らしく生きる】ということを毎日継続することで、個性はおのずとにじみ出てきます。
周りに振り回されずに、自分として生きていくことが本当の意味での個性になっていきます。
個性には人の数だけスタイルや価値観があり、それを芯にしてブレずに生きていくことが本当の個性を生み出します。
そして自分が自分でいることが、一番楽な生き方となりますので、自分の感覚や価値観を大切にして生きていくことを意識しましょう。
無理に人と異なることをやるのではなく、自分の中で本当にやりたいことを実行し、正直に生きることが幸せな生き方になります。
人は人、自分は自分であり、考え方や行動もそれぞれ異なるので、【自分】という軸を大切にして、自分が生きたい人生を歩みましょう。
4.ボーっとして、心と体のバランスを整える
生きていくうえで、心と体のバランスはとても重要であり、そのバランスが崩れそうになった時はボーっとして、自分と向き合う時間を設けることがおすすめです。
人は心とは異なる行動をしてしまうことがあり、例えば、休日に友人に誘われて遊びに行ったが、いつもよりも楽しめない時など、自分の心の中では「本当は遊びたいと思っていなかった」ということがあります。
仕事も同じで、忙しすぎても次から次へと仕事を詰め込み過ぎる人が、ある日突然鬱になり会社に来れなくなってしまう人がいます。
これは、心は「会社に行きたくない」と言っているにも関わらず、その声を無視して体が動き続けた結果、最終的に全く動けなくなってしまうということです。
人はこのように心の声が聞こえていない時が多く、心と体のバランスは日々のストレスや忙しさから少しずつズレてしまうので、修正する時間を持つことが大切です。
その方法として、30分ほどの時間を定期的に、ただボーっとすることです。
庭で日向ぼっこしたり、部屋で寝そべったりすることでも効果的で、何もせずにボーっとしていると、人は自分と向き合うこと以外にやることが無くなります。
すると、「あのときの友人の誘いは断りたかった」や「この仕事は自分に合っていないのかもしれない」など、自分を辛くしている原因に気づくことができます。
その原因に気づくことができれば、行動を修正することで解決できると考えることができ、自分をリセットすることができます。
自分でも気づかないうちに心と体のバランスが崩れていることがありますので、定期的にこのような時間を設けて自分を調整しましょう。
最近では、サウナでボーっとして「整う」という言葉が流行しています。
これはサウナに入った後は心も体もスッキリしますので、結果的に自分自身をリセットして心と体のバランスが取れていることになります。
【サウ活】という言葉が流行しているくらいなので、それほどにも効果を感じている人が多いので、気になる人は試してみましょう。
5.買う前に【本当に欲しいものか】を考える
著者の大原さんは、年収90万円で生活しているので、月7.5万で生活していることになります。
この少ない出費で生活していくうえで、大原さんは徹底的に生活費がかからない生活になるように調整しており、これは必要な生活費が少なければ、たくさん働く必要がないからです。
そこで大切なことは、【物欲を減らす】ことであり、欲しいものがあるからといってすぐに手を出さないことを意識することです。
人は、長い期間にわたり欲しいと思い続けられるものは案外少ないもので、数か月も時間が経過すると、欲しいという気持ちが冷めてしまうものです。
欲しいという気持ちが沸いたら、まずはそれが【本当に欲しいものなのか】と自分を疑ってみることで、意外と欲しいモノじゃなかったり、すぐに「やっぱりいらない」と気づくことも多いです。
欲しいものは直ぐに買うのではなく、一度立ち止まって考える癖をつければ、徐々に物欲も落ち着いてきます。
さらに、自炊を増やすなど生活の仕方を工夫したり、【欲しいもの】ではなく、【必要なもの】だけにお金を使うことで、さらに生活費を下げることができます。
そして生活費を下げて【1か月に最低限必要な金額】が把握できるようになれば、週に何回労働するべきか逆計算することができます。
大原さんの場合、最低限に切り詰めれば約6万円で生活できることが分かり、これならば週2の労働で十分に生活ができ、月に1.5万円ほど貯蓄が出来るので家計も黒字となります。
なるべく働きたくないと考えている人は、欲しいものにすぐに手を出すという癖を辞め、必要なものだけにお金を使うようにすれば生活費をさげることができ、最終的に労働量を減らすことが出来るようになるのです。
ほとんどの人が週5回働くことが当たり前と考え、やりたくもない仕事でお金を稼ぎ、ストレス発散目的で欲しくないものを購入して無駄にお金を消費し、最終的に赤字の人もいます。
しっかりと自分が満足できる生活水準を把握することで、働き方も調整することが出来るようになるでしょう。
6.お金に全幅の信頼を置かない
お金はとても大切なモノであり、お金があれば突然病気になり仕事が出来なくなったとしても、ある程度の期間は対応できます。
しかし、もしもの時の対策としてお金しかない状況というのは問題であり、例えば本業の仕事を失っても副業があることで収入がゼロにはなりませんし、信頼できる知人がいれば、もしもの時に助けてもらえることもあります。
投資の成果に【全ての卵をひとつのかごに入れるな】という言葉がありますが、それに近いモノがあり、お金以外にも自分を助けてくれる環境なりお金に換えられる何かがあれば、突然お金を失っても路頭に迷うことはありませんし、冷静を保つことが出来ます。
もちろんお金も大切なので、生活費の半年~1年のほどの貯金をしつつ、お金に偏ることないように、色々なことに備えを持つことが大切です。
もしもの時に頼れる家族、友人、知人などは、長い人生でとても大切な存在です。
人は大昔から群れる生き物なので、孤立していては死が早まり健康にも良くないので、いつでも連絡が取れるコミュニティを作っておくと良いでしょう。
7.夢や目標を無理に持たない
夢や目標を無理して持つ必要はなく、そもそも10年後の目標を立てたとしても、その期間に自分自身が色々と成長し、考え方も変わっていきます。
環境もいつまでも一緒とは限りませんので、それに伴い夢や目標も少しずつ変わることが自然です。
格闘家を目指している人が、「10年後には世界チャンピオンになりたい」と考えても、その10年間の間に様々な出会いや経験をし、「やはり起業して格闘技のすばらしさを広めたい」というように夢が変わることもあります。
人生は何が起こるかわかりませんし、突然やりたいことが変わることは、ほとんどの人は経験があります。
なので無理して夢や目標を決める必要はなく、「10年前に決めたことだから・・・」と昔決めたことをいつまでも引っ張ると、今のやりたいことを見失い人生の迷子になります。
夢や目標を持つことは素晴らしいことですが、無理して継続することなく、今やりたいことを優先して生きてくことも十分に幸せになれます。
今の自分がやりたいと思えることを沢山実施し、結果が上手くついてこない場合でも「自分が好きなことが出来たから、結果的に満足だ」と思えるのです。
一度決めたことを最後までやり遂げようとすることは、とても素晴らしいことです。
しかし、「一度勤めた会社に定年まで勤めよう」と思う人は少しずつ減少していることも事実です。
今やりたいことを優先することが、将来的にも自分の幸せにつながるのです。
8.平和=退屈ではない
平和な生活を送っているからといって、退屈なわけではありませんし、退屈する人はどこで何をしていても、退屈してしまうものです。
人は何かにおいて、やるべきことを誰かに強制されていないと退屈だと感じてしまう時があるので、だからこそ自分のやるべきことを自分で作り出すことが大切です。
考えてみるとわかりますが、【暇だ】と感じるのはほとんどの場合は大人であり、子どものころは何においても興味が沸き、暇と感じることは少なかったはずです。
子どものころは、今あるものを使用して自分で遊びを作り出すことをしており、散歩して木の枝が落ちていたら拾って遊び始めますし、紙とペンがあれば絵をかきます。
なので、大人であろうとどんな場所でも創造力さえあれば、やることを生み出すことは可能であり、お金を使わなくてもできることは沢山ありますし、一人でも道具が無くても楽しめることは沢山あります。
いつもとは違う道やお店に行ったり、普段気にしないことに気を掛けると意外と面白いことが転がっているものです。
このようにお金がかからない娯楽を試してみることで、創造力が養われ、平和な世の中でも退屈せずに生きていくことができます。
大人になっても楽しく生きている人がいますが、これは子どもの頃のように何かしらのモノに興味を持ち、真剣に取り組んでいることが多いです。
人生はたった一度きりなので、「やることがない・・・」ではなく、楽しいことをどんどん見つけて人生を楽しみましょう。
まとめ
【少ないお金でも十分に幸せに生きる方法】を教えてくれる内容でした。
限られたお金で十分に楽しく生活ができるようになるので、有効に活用することで人生の満足度も向上します。
これまで学んだことを実行すれば、あなたは人生における成功者の仲間入りです。
本書を読むことで人生の満足度が確実にアップし、自分の進む方向が見えてきます。
もしも今、下記のように思っている人はぜひ本書を手に取って実行してみてください。
・もっと著者のことを知りたい。
・嫌な仕事で毎日疲れ切っている。
・週に5日も働きたくないが、収入が減ることが怖くて行動できない。
どんな状況からでも人生は必ず良くしていけます。
たった一度きりの、あなただけの人生で、今日が一番若い日です。
人はなにものにでもなれる。今からでも。
行動をすることで豊かな人生を歩んでいきましょう。
以上、【年収90万円で ~東京ハッピーライフ~】の紹介とMASAMIなりの一部要約でした。少ないお金でも十分に幸せに生きる方法について説明しており、非常におすすめ出来る内容です。日々の生活満足度を向上させるために有効に活用し、幸せな人生を歩み成功者の仲間入りをしましょう。
それでは、またの記事でお会いしましょう。
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